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Dragon Quest外伝 〜虹の彼方へ〜
Lv38 魔の神殿(i)
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のまま続けさせて頂こうと思います」
「そうですか。なら、これ以上は言いますまい。どうぞ、おやりになってください。その石碑に書かれている浄界の門とやらが上がるかどうかは、やってみなければわかりませんからね」
「ええ。ですので、ロダス神官には申し訳ありませんが、暫しの間、お付き合い下さいますよう、よろしくお願い致します」
 ウォーレンさんはそこで俺達の方へ振り返り、これからの説明を始めた。
「さて、それでは今から、そこにある4つの柱に力を籠める作業から入ろうと思うが、その前に各自が受け持つ柱について説明しておこう。まずミロンだが、お前はあの柱へと向かってほしい」
 ウォーレンさんはそう言って、左側の奥の柱を指さした。
「はい、わかりました」
「ハルミア殿は左の入り口側の柱をお願いする」
「了解しました」
「それからコータローは、右の入口側の柱をお願いしたい」
「あれですね。わかりました」
「そして、残ったあの柱は俺が向かうとしよう。さて、そこでだが……今から力を籠める作業をするにあたって、言っておかなければならない事があるので、まずはそれを話しておくとしよう。そこにある中央の石碑には、古代リュビスト文字で、こんな文章が書かれている。まずはこの一文だ。【浄界の門に訪れし者よ。4つの祭壇に異なる力を与え、聖なる鍵を然るべき場所に納めよ。さすれば道は開かれよう。……吹き荒ぶ風の力……燃え盛る炎の力……凍てつく氷の力……全てを癒す慈愛の力……それらの力が満たされし時、導きの祭壇にミュトラの紋章が姿を現す】とな」
 ミュトラの紋章はともかく、前者の言葉は魔法の事だとは思うが、とりあえずはウォーレンさんの言葉を待とう。
 ウォーレンさんは続ける。
「で、今言った内容だが、まず4つの祭壇とは、状況から考えて、この周りにある4つの柱と見て間違いないだろう。それから石碑は、この柱に呪文を籠めろという事を言っているのだと思う。そこでだ。今言った4つの力を魔法に当てはめるとだな、解釈としては、バギ・メラ・ヒャド・ホイミといった魔法になると思われる。なので、今から皆には、力が満ちるまで、これらの魔法を柱に籠め続けてもらいたいのだ。とりあえず、ここまでは理解してもらえただろうか?」
 俺達は無言で頷いた。
「では話を進めよう。それで、籠める魔法だが、ミロンにはヒャドを柱に籠めてもらいたい。それからハルミア殿にはホイミをお願いしよう思うが、どうだろうか?」
「ヒャドなら大丈夫です」
「ホイミですね。了解しました」
「ではお願いする」
 ウォーレンさんは次に、俺へ視線を向けた。
「それとコータロー、確か昨日、メラ系を使えると言ってたな?」
「ええ、まぁ……」
「ではコータローには、メラをお願いしようか。そして、俺がバギを柱に籠めるという事で、今か
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