Lv38 魔の神殿(i)
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れ、上空のホークマンへと襲い掛かる。
そして次の瞬間、火球は爆ぜて燃え広がり、ホークマンを火達磨にしたのであった。
【ギョエェェェェェ!】
ホークマンは悲鳴を上げながら、緩やかに落下していった。
(よし、上手くいった。さて、後は舟に着地するだけだ)
俺は舟に視線を向ける。
すると、少しズレた位置にいたので、このまま落下すると、俺は湖にドボンというコースであった。
その為、俺は魔導の手の魔力コントロールを細かく行って、落下コースを修正しながら落下速度を調整し、フワリと舟に降り立ったのである。
俺はそこで魔光の剣への魔力供給を止め、光の刃を消した。
(フゥゥ……上手くいった)
一度深呼吸をしてから、俺は魔光の剣を腰のフックに引っ掛け、前方へと視線を向けた。
だがその瞬間、俺は驚きのあまり、思わず息を飲んだのであった。
なぜなら、この舟にいる全員が驚いた表情で、俺へと視線を向けていたからである。
そう……なぜか知らないが、俺は注目の的となっていたのだ。
(ウッ、何だよ一体……何で俺を見てるんだ。って、今はそれどころじゃないだろッ!)
つーわけで俺は言った。
「ちょっ……あの、俺を見るんじゃなくて、魔物を見てくださいッ。早く倒さないと、また新手の魔物が来ますよッ! 何してんですかッ!」
「あ……ああ、そうだな……皆、早く攻撃を再開するんだッ! また次が来るかもしれない」
「ええ、そ、そうですね」
ウォーレンさんの号令に従い、魔導騎士達とアヴェル王子はテンタクルスに攻撃を再開した。
そして俺は、彼等の後方支援に専念する事にしたのである。
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