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Dragon Quest外伝 〜虹の彼方へ〜
Lv36 邂逅の酒場・ルイーダ
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尻尾を器用に使ってスプーンを掴み、ラパーニャを自分の口へ持ってゆく。
 それからモグモグと噛みしめると、俺達と同じ反応をしたのである。
「お、ホンマや。これ、美味いわ。ええやん、ええやん。素敵な味やんか」
 ラッセルさんはそんな俺達を見て微笑んだ。
「皆さんのお口にあったようで、良かったです。ン?」
 と、そこで、女性の声が聞こえてきたのである。

【ラッセルじゃない。身体の方はもう良いの?】

 俺達は食べる手を休め、声の聞こえた方向に振り返る。
 するとそこには、見覚えのある若い女性が2人立っていたのだ。
 1人はボーイッシュな髪型をした金髪の女性で、もう1人は長く赤い髪をポニーテールにした女性であった。
 2人共スリムな体型で、上はスポーツブラジャーのような衣服に、下はホットパンツのような物を穿いていた。また、両足には太腿まである皮のブーツを履いており、腰のベルトには道具袋と短刀が備わっているのである。
 簡単に言うと、ドラクエ8のゲルダに似た、肌の露出が多い格好である。
 年齢はどちらも20歳前後といったところで、背丈も良く似ていた。見た感じだと、身長150cmくらいだろうか。
 また、中々に可愛らしい顔つきをしている上に、身体のラインもセクシーなので、少し小悪魔的な魅力を感じさせる女性達であった。
 とまぁそれはさておき、2人は俺の顔を見た瞬間、目を見開き、驚きの声を上げた。
「あ、貴方は昨日の!」
「え? なんで、貴方がここに……」
「おお、シーマにマチルダじゃないか。丁度良かった。コータローさん、紹介するよ。こっちの髪の短い方がシーマで、髪の長い方がマチルダです。もう気づいているかも知れませんが、2人共、俺の仲間です」
 とりあえず、俺は自己紹介をする事にした。
「昨日はどうも。今、ラッセルさんが仰いましたが、私の名前はコータローといいます。先程、大通りで色々とありましてね、その時の流れで昼食をご一緒させて頂くことになったんですよ」
「僕はミロンです」
「ワイはラティや」
 するとシーマさんとマチルダさんは、慌てて昨日の礼を言った。
「あ、あの、昨日はどうもありがとう。貴方達のお蔭で命拾いしたわ」
「昨日はゴメンなさいね……お礼も言えなくて。改めてお礼を言うわ。助けてくれてありがとう」
「ああ、いいですよ。気にしないでください」
「それはそうと、今日はどうしたんだ? 依頼を探しに来たのか?」
 2人は頭を振る。
「ううん。私達も食事に来たところよ」と、シーマさん。
「そうか……じゃあ、席はまだ3つ空いてるし、そこに座ったらどうだ?」
 ここでシーマさんが俺に訊いてきた。
「ラッセルはこう言ってるけど、ご一緒させてもらってもいいかしら?」
「全然、いいですよ。気にせず、お座りにな
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