Lv28 アルカイム街道(i)
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った。
「ここ最近、王都に向かうにつれ、次第に魔物が強くなってきているそうだ。君達がどこに向かっているのか分からないが、甘い考えで行動すると、次は命を落とすことになるぞ。この先は、よく考えて行動をするんだな」
今の話を聞き、6人の冒険者達は更にショボ〜ンとなった。
神官服の男が気まずそうに口を開く。
「はい、仰る通りです。面目ありません……。あの、ところで、貴方がたはこれからどちらに向かわれるのですか?」
「俺達は、ルーヴェラに向かっている途中だけど」
と、俺が言った直後、彼等はパァと笑顔になったのである。
「我々もルーヴェラに向かっているのです。どうか是非、ご一緒させてください。この通りです」
神官服の男はそう言って、また深々と頭を下げてきた。
他の者達も、彼に続く。
俺はそこで仲間に視線を向け、アイコンタクトを取った。
「私は別に構いませんわよ」
「私も良いわよ」
「私も良いです」
「こうなった以上、仕方あるまい」
仲間の了解がとれたので、俺は彼等に返事をした。
「じゃあ、一緒に行くとするか。でも日が落ちる前に街に着きたいから、急いで出発の準備に取り掛かってくれるかい」
「は、はい、すぐに準備します」
【ワイもルーヴェラに行かなアカンから、あんちゃん達と一緒に行くわ】
とまぁそんなわけで、俺達は彼等と共に、ルーヴェラへと進むことになったのである。
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