Lv25 無垢なる力の結晶
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いえ、魔物によっては魔力消費も凄い。
今のでもベギラマ3発分くらいの魔力を籠めたと思うので、魔力消費を考えると、そうそう乱用できる技でもないのだ。
ちなみにこの剣技、一応、仮の名を『ジェダイ風・さみだれ剣』と俺は勝手に名付けている。
勿論、ダサいネーミングなのは重々承知してるが、如何せん、この名前しか思いつかなかったのだ。
もう少し腕が上達したら、ちゃんとした正式名称を付けようとは思っているが、いつになるかは今のところ未定である。
というわけで話を戻そう。
俺が駆けよると、2人は安堵の息を吐いた。
「流石ですわ、コータローさん。助かりました」
「ありがとうございます、コータローさん」
アーシャさんはそこで、魔光の剣に視線を向ける。
「それにしても……この間もそうでしたが、その光の剣て凄い切れ味ですわね。どういう魔導器なのか興味がありますわ」
アーシャさんは、興味津々といった感じであった。
「まぁ確かに強力なんですが、その分、燃費は悪いんですよ……って!?」
と、その時である。
なんと、サナちゃんの横に、首の無い骸骨が突然現れ、剣を振り上げたのだ。
勿論、サナちゃんは骸骨に気付いていなかった。
(先程の攻撃で仕留めきれなかった奴に違いない……)
俺は慌てて、サナちゃんを左手で抱き寄せた。
「キャッ!」
サナちゃんはビックリしてたが、今はそんな事を言ってる場合じゃない。
俺はそこで魔光の剣をもう一度発動させ、止めの逆袈裟斬りを骸骨に放った。
その刹那、光の刃が斜めに一閃し、骸骨の胴体は崩れ落ちる。
そして、骸骨が動かないのを確認したところで、俺はホッと一息吐いたのである。
「ふぅ……危なかった。まだ動けたとはね……俺も油断してたよ。怪我はないかい、サナちゃん?」
俺はそう言って、サナちゃんに視線を向けた。
するとサナちゃんは、頬を赤く染めながら俺を見上げていた。
「あ、ありがとうございます……コータローさん。また、助けてもらいました……」
「いいよ。気にしない、気にしない」
俺はサナちゃんの頭を優しく撫でた。
と、そこで、リジャールさんがこちらにやって来た。
「コータロー……お主、中々やるのぅ。儂が援護するまでもなかったわい。しかし、コータローのその武器、もしや……って、今はこんな事言っとる場合じゃない! まずは魔物じゃ!」
リジャールさんは慌てて、通路入口で戦闘をしているカディスさん達に視線を向けた。
「ええ、話は後ですッ。今は魔法で皆を援護しないと。じゃあ行くよ、アーシャさんにサナちゃん」
「は、はい」
「ですわね」
というわけで俺達は急ぎ、カディスさん達に加勢したのである――
それから約30分後……俺達はようやく、魔物との戦闘を終
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