Lv20 ガルテナ
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の者達ばかりであった。
その為、どいつもこいつも、かなり修羅場を潜ってそうな雰囲気を醸し出している。
しかも3人は今、剣や斧に槍といった得物と盾を装備しているので、より一層、そういった風に見えてしまうのである。
ただ、あまり厳つい顔つきの者達ではないので、強そうではあるが、威圧的な戦士ではなかった。寧ろ、人当たりの良さそうな雰囲気だったので、良い人達なのかもしれない。とりあえず、3人の戦士はこんな感じである。
次に俺は、2人の女性へと視線を移した。
女性は2人共、ローブと杖を装備しているので、魔法使いとみて間違いないだろう。
彼女達からはそれなりに強い魔力を感じる。この魔力の感じだと、中級の魔法は、ある程度使えるに違いない。
そして……女性は2人共、なかなか綺麗な方々であった。
しかもその内の1人は胸を強調する衣服を着ている為、妙に色っぽいセクシーな女性なのである。おまけに結構な巨乳なのだ。
その為、俺はついついその物体に目が行ってしまう。そして、ついついニヤけてしまうのである。
男の悲しい性というやつだ。が、しかし!
「痛ッ!」
そこで突然、右足の甲に物凄い激痛が走ったのである。
俺は慌てて右足に目を向ける。
するとなんと、アーシャさんが踵で、俺の右足の甲をグリグリと踏みつけていたのだ。
アーシャさんは俺を睨みつけ、若干怒気を籠めて言葉を発した。
「コータローさん……何を見て、ニヤけてるんですの。こんな時に、不謹慎ですわッ!」
「そ、そうです……不謹慎でした。ご、ごめんなさい。だから、あ、足を……い、痛い……」
あまりの痛さの為、俺は涙目になりながらアーシャさんに謝った。
「わかればよろしい」
アーシャさんはそこで足をどけてくれた。
そして俺は解放されるや否や、すぐさま右足の甲を撫でて痛みを緩和したのである。
マジで痛かったので、ホイミを使おうかと思ったくらいだ。
と、そこで、サナちゃんの悲しそうな声が聞こえてきた。
「コータローさんは……胸の大きな女性がいいのですか?」
「は?」
俺はサナちゃんに視線を向ける。
するとサナちゃんは、なんともいえない表情で、俺を見ていたのである。
この視線があまりに痛かったので、俺は慌てて弁明した。
「ちょ、ちょっと何を言ってるの。ち、違うよ、たまたま目が行っただけさ。俺はそんな事を考えてたんじゃなくて、どういう人達なんだろうと思って観察してただけなんだよ。ただそれだけなんだ。たまたまメロンのような物体があったから、おいしそう……じゃなかった。何でこんな所に食べごろのメロンが? と思っただけなんだよ」
「見苦しいですわよ、コータローさん。言い訳なんかして。というか、メロンて一体何ですの」
迂闊であった。
良く考え
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