Lv15 旅立ち
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る。
するとそれを見たザルマは、ニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべたのである。
【クククッ……涙ぐましい家族の再会というやつですか。中々良い物を見せて頂きました。さて、それでは全員揃った事ですし、まとめて死んでもらうとしましょうか】
それを聞くや否や、ロランさんは叫んだ。
「な! 話が違うじゃないか! 役目が済んだら解放してくれるって……」
【だから解放しましたよ。ですが、誰も生かして返すなどとは言っておりません。クククク】
サナちゃんはザルマを睨み付ける。
「あなたは国だけでなく、魔物に自分の魂まで売り渡したのですね。ラミリアンの恥ですわ」
【……イメリア様。貴方は相変わらず、口だけは達者な小娘だ。まぁいい。上からは、お前達を殺せとの御命令なので、まずは、それを実行する事にしましょうか】
ザルマはそこで、黒い煙のようなものが渦巻く、ソフトボール大の水晶球を懐から取り出した。
そして、それを自身の前に両手で掲げ、声高に告げたのである。
【イメリア様……私は素晴らしい力を得られたのですよ。その力を使って、貴方がたを八つ裂きにして差し上げましょう。クククククッ――】
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