Lv14 旅の仲間
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奥に目を向けると、そこには木製のカウンターがあり、更にその向こう側には、ウサミミバンドをしたエロいバニーガール姿の女性が、笑顔で佇んでいるのであった。
しかもスタイル抜群の綺麗な女性なので、思わずその豊満な胸に目が行ってしまうのである。
(まったくもって……けしからんバニーガールだ……モミモミしてやりたい衝動が込み上げてくる)
などとアホな考えていると、俺はそこで、ある事を思い出した。
ゲームだと確か、このバニーガールが受付をしてた気がするのである。
受付嬢がバニーガールっていうのも意味不明だが、中を見回しても受付らしい場所が他にない。
その為、俺はそれを確かめるべく、真っ直ぐにカウンターへと向かったのである。
俺達がカウンターに来たところで、バニーさんが満面の笑顔で口を開いた。
「ルイーダの酒場へようこそ。さて、要件は何かしら? 仲間の募集? それとも仕事? はたまた仕事の依頼かしら?」
やはり、このけしからんバニーガールが受付嬢のようだ。
とりあえず、俺が交渉する事にした。
「えっと、仲間の募集をしたいのですが」
「仲間の募集ね。じゃあ、その前に冒険者登録証を見せてもらえるかしら」
「冒険者登録証? 何ですかそれ?」
これは初耳であった。
「あら、じゃあ貴方達、ここを利用するの初めてなのね?」
「はい、初めてですね」
「そうだったの……実はね、ルイーダの酒場では、冒険者登録をしていない者への仲間や仕事の斡旋はしないことになってるのよ。仲間の募集をしたいのなら、ここの2階で冒険者登録を済ませてからね。すぐに済むから、上に行ってもらえるかしら?」
バニーさんはそう言って、フロアの片隅にある階段を指さした。
(そういや、Vだとこんな感じだったか……まぁあれは仲間作成工場って感じでもあったけど……)
まぁそれはさておき、これをしない事には話は進まないようだ。登録するしかないだろう。
「すぐに済むみたいですから、行きましょう、アーシャさん」
「ええ」
俺はバニーさんに返事をした。
「じゃあ、冒険者登録を済ませてから、また来ますね」
「ええ、待ってるわ」――
俺達は2階で冒険者登録を済ませた後、1階のカウンターへと戻ってきた。
掛かった時間は20分程度であった。冒険者登録は簡単な身体測定と、性別や名前、それと、使える魔法や特技等を書いていくだけだったので、バニーさんの言うとおり、すぐに済んだのである。
バニーさんは俺達の姿に気付くと、笑顔で話しかけてきた。
「その表情だと、もう終ったみたいね。じゃあ、発行された登録証を拝見させてもらおうかしら」
「これです」
俺とアーシャさんは、たった今発行されたネックレス状の金属プレートをカウンターの上に置いた。
ちなみに、冒
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