暁 〜小説投稿サイト〜
Dragon Quest外伝 〜虹の彼方へ〜
Lv14 旅の仲間
[12/12]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
のである。
「アーシャさん、大丈夫だよ。それに今の状況は、ヴァロムさんも想定してたと思うから」
「そ、そうですわよね。でなければ、コータローさんにあのような指示はしませんものね」
「そうですよ。ン?」
 すると丁度そこで、酒場の入り口からレイスさんが姿を現したのである。
 レイスさんは銀髪の女性1人と、背の低い青い髪の女の子1人を俺達のところへと連れて来た。
「コータローさん、遅くなってすまない。これが私の仲間だ。さぁ2人共、挨拶をするんだ」
 まず、ボーイッシュなショートヘアーをした銀髪の女性が、軽快な挨拶をしてきた。
「初めまして、私はシェーラと言います。よろしくね、コータローさん」
「こちらこそ、よろしく。シェーラさん」
 シェーラさんという方は明るい感じの女性であった。
 このシェーラさんもレイスさんと同じく、輪郭の整った美しい顔つきと艶やかな銀髪、それと尖った耳をしているので、モロにファンタジー世界の住人といった感じであった。
 それと、胸当てや剣を装備している事からも、この女性がもう1人の戦士のようである。
 次に、青く長い髪の女の子が挨拶をしてきた。
「わ、私はサナです……よ、よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくね、サナちゃん」
 人見知りをするのか知らないが、サナちゃんは少しオドオドしていた。
 容姿は、小学校4年から6年生くらいの女の子といった感じだ。
 それとサナちゃんは、白いローブと杖を装備しているので、ルイーダさんが言っていた回復系の得意な魔法使いとは、この子の事なんだろう。
 まぁそれはさておき、俺は3人に座るよう促した。
「さて、それじゃあ、空いてるところに掛けてください。腰を落ち着けて、ゆっくりと話をしましょう」
 3人は頷くと、空いてる席に腰掛ける。
 そして俺達は、パーティを組む為の交渉を始めたのである――

 ――で、その交渉の結果だが、俺達は互いに合意し、旅の仲間となる事で了承した。が、明日の早朝に出発するのは、レイスさん達も流石に難しいようであった。その為、俺達もそこは譲歩し、出発は明後日の朝という事で話がついたのである。
 まぁそんなわけで、今日は互いの親睦を深めるべく、俺達はこのルイーダの酒場で、酒を酌み交わす事になったのだ。めでたしめでたしである。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ