第二章 御子の国イシュマリア
Lv13 新たな潮流
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には、呪われた防具類ともようやくオサラバすることが出来たので、こんな訓練も可能になったというわけだ。
そんなわけで、今の俺が使える魔法だが……。
メラ・メラミ
ギラ・ベギラマ
デイン・ライデイン
ホイミ・ベホイミ
イオ・イオラ
キアリー
ピオリム
スカラ
ルカニ
マホトーン
ラリホー
フォカール
と、まぁ、こんな感じだ。
それなりの回復力をもつベホイミと、ピオリムやスカラといった補助系の呪文もさることながら、ライデインやベギラマにイオラといった中級魔法を覚えることが出来たのが大きいところではある。
しかも、これらの呪文を唱えれば、このベルナ峡谷にいる大抵の魔物は、一瞬で倒すことが出来るのだ。
贔屓目に見ても、今の俺はゲーム中盤に入りかけた頃の魔法使いといったところだろう。
なので、それなりの戦闘力は持っているのである。
考えてみれば、結構な数の魔法を修得したものだ。
だが、それもこれも、ヴァロムさんの指導方法が良かったから、ここまで覚えることが出来たのだろう。
この間、一緒に洗礼を受けたアーシャさんも、そんな事を言っていた。
というわけで、今の俺をゲーム風にいうなら、魔法系職業のレベル20代前半くらいといったところだろうか。
要するに、俺も結構成長したというわけである。
だが、ここで注意しなければいけない事が1つある。
それは、勿論、フォカールとライデインとデインの扱いついてだ。
これらの魔法を何も考えずに適当に使うと、災いを呼ぶ可能性が非常に高い。
その為、これらの魔法については、ある意味、危険物を取り扱うような慎重さが求められるのである。
強力な魔法なのですぐにでも使いたいところではあるが、そこは我慢しなければならないのだ。
ちなみにだが、ライデインの事はヴァロムさんにしか話していない。
これを得られた3回目の洗礼の時にはアーシャさんもいたが、デイン繋がりという事で、ヴァロムさんだけに後で知らせたのである。
しかし、ヴァロムさんはライデインという呪文は初耳だったようで、少し首を傾げていた。
だがその時、一緒にいたラーのオッサンがライデインの事を知っていたので、ヴァロムさんに説明をしてくれたのである。
一応、その時のやり取りはこんな感じだ――
「――ライデインはデインを更に強化した雷の呪文だが、これらの呪文は誰でも修得できる魔法ではなかった筈だ」
「ふむ……ラーさんや、お主、何か知っておるのか?」
「知っているというほどの事ではないが、これらの雷の呪文は、太古の昔……最高神ミュトラと地上に住まう知的種族達との間で交わされた『盟約の証』と呼ばれていた気がするのだよ」
「盟約の証じゃと? ラーさん、何じゃそ
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