Lv11 魔炎公
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俺とアーシャさんは全ての箱を開けると、中を確認していった。
すると箱の中からは、見た事もないような武具や道具が沢山出てきたのである。
その為、俺達はその都度、ラーのオッサンに確認してもらいながら、箱から取り出した武具や道具類を床に並べていった。とはいっても、オッサン自体も知らない道具が幾つかあったが……。
まぁそれはともかく、一応、宝箱の中身は以下のような感じであった。
キメラの翼×10枚
世界樹の葉×1枚
世界樹の滴×1個
祈りの指輪×3個
よく分からん指輪×1個
氷の刃×1振り
炎の剣×1振り
名称不明の杖×1本
炎の盾×1個
水鏡の盾×1個
精霊の鎧×1着
賢者のローブ×1着
水の羽衣×1着
風の帽子×1個
よく分からん腕輪×1個
命の石×4個
古びた地図×1枚
よく分からない黄色い水晶球×1個
フォカールの魔法書×1冊
箱の中から出して広げて見ると、結構な数のアイテムが入ってたというのが、よく分かる光景であった。
しかも、武器防具に関しては大きい上に、その点数も多いので、余計にそういう風に見えるのである。
だがとはいうものの、ゲームだと終盤に手に入りそうなアイテムも多いので、凄くありがたい品々ばかりであった。が、しかし……こうやって中身を広げた事で、1つ問題が発生したのである。
それは勿論、俺とアーシャさんだけで、これだけのモノを一度に持っていくのは難しいという事であった。
嬉しい悲鳴ではあるが、今はちょっと頭の痛い事なのである。
「しかし、沢山あるなぁ。こんだけあると、持ってくのが大変だわ……」
「ですわね。どうしましょう……。これだけの古代魔法文明の遺物は、あまり人に見せたくはありませんし……」
アーシャさんも少し困った表情をした。
「お主等次第だが、簡単に解決できる方法があるぞ」
「は? 何言ってんだよ、オッサン。どう考えても、簡単に解決できそうな量には見えんぞ」
「フン……お主のような青二才の思考じゃ、そうなるな」
(クッ、この野郎……)
今は、こんな事で熱くなってる場合じゃない。
ここは適当に流しとこう。
「はいはい。じゃあ、どう簡単なのか教えてくれませんかね。自称、心の広い、ラーの鏡様」
「フン。口の減らぬ奴だな。まぁいい、教えてやろう。だが、1つ条件があってな。目覚めの洗礼によって、魔法を扱える様になった者でないと、この方法は駄目だ。お主等、魔法は使えるのか?」
俺達は頷く。
「ああ、使えるよ」
「それなら大丈夫ですわ。私達2人共、未熟ではありますが、魔法は扱えますので」
「なら話は簡単だ。今、箱から出した物の中に、フォカールの魔法書があった筈だ。それを使え
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