Lv8 太陽神
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て、俺達は奥の暗闇へと、足を踏み入れたのである。
[U]
俺達は周囲に気を配りながらも、極力、余計な物には触れずに奥へと進んでゆく。
石の扉の向こうは、通路が真っ直ぐに伸びていた。扉と同じような幅の通路なので、結構大きい。その為、あまり窮屈な感じはしなかった。
また、見たところ、周囲には無機質な石の壁があるだけで、特に気になるような物は何もなかった。が、天井が入口部分の様な吹き抜けではなく、だいぶ低い位置となっているのが、少し気になるところであった。
俺の目測だと、天井高さは10mくらいはあるだろうか。なので、別に低過ぎるという事はない。
だがここは、高さが30mくらいある建造物である。よって、これが意味するところは一つであった。つまり、この上には、2階部分があるに違いないという事だ。
まぁそれはさておき、30mくらい進んだところで、俺達は十字路に差し掛かった。
俺達はそこで一旦立ち止まり、どちらに行くのかを話し合う事になった。
とはいっても、話し合うのは、ヴァロムさんとティレスさんとアーシャさんの3人だけだったが。
そして、話し合いの結果、右側の通路を選択する事になり、俺達はまた移動を再開したのである。
右側の通路も、今までと同じような造りの所であったが、暫く進むと、上へ続く階段が前方に見えてきた。
そこでティレスさんは、ヴァロムさんの意見を仰いだ。
「オルドラン様……上に続く階段です。どうしますか?」
「ふむ……これは上るしかあるまい」
「そうですわね」
そして俺達は、前方の階段へと歩を進めたのである。
階段を上った先には、広大なフロアが広がっていた。
しかもこのフロアは、天井や壁に光る石が嵌め込まれている為、レミーラが無くても十分に明るい。
また、パッと見た感じだと、通路のようなものは見当たらない上に、天井高さも下のフロアと同様、10mくらいありそうな感じであった。
その所為か、学校の体育館を思わせるくらいの広さに、俺は感じたのである。
それと、下にあった十字路を左側に向かったとしても、どうやらこのフロアに出てくるようであった。
なぜならば、俺達が上ってきた階段の反対側にも、同じような階段の手摺りが見えるからである。
まぁそれはさておき、ヴァロムさんはフロアの真ん中へ行き、ぐるりと周囲を見回した。
「ふむ……ここはどうやら大広間といった感じじゃな。それと、奥に見える幾つかの像に囲まれた四角い物は、何かの祭壇であろうか? 分からんが、とりあえず、行ってみようかの」
ヴァロムさんは奥へと歩き始めた。
他の者達もヴァロムさんの後に続く。
進むにつれて、奥の様相がハッキリと見て取れるようになってきた。
どうやら奥にある祭壇らしきもの
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