暁 〜小説投稿サイト〜
名キャッチャー
第二章

[8]前話 [2]次話
「皆ウエスト引き締まってるじゃない」
「そうかしら」
「別によね」
「そうよね」
「私達も」
「彩ちゃん胸大きいし」
「お尻だっていいしね」
 大きいだけでなく形もいいというのだ。
「いいスタイルよ」
「グラドルでもいけるじゃない」
「いや、だからウエストが」
 それがというのだ。
「どうもね」
「キャッチャー向きだっていうの」
「そうだっていうの」
「そう、かえってね」
 どうもと思うが少なくともきゃっちゃーをするにはいいというのだ。
「いいのよね」
「じゃあそのままでいるの」
「ウエストも」
「そうだっていうの」
「ええ、ソフトボールをしていたら」
 つまりキャッチャーならというのだ、彩の場合は。
「これでいいわ」
「そうなのね」
「じゃあそのままね」
「ウエストは維持するの」
「その体型で」
「元々だし」
 そうした体型だというのだ。
「だからね」
「じゃあね」
「彩ちゃんがそうしたいなら」
「それでいってね」
 友人達も彩がいいならだった、これ以上は言わなかった。それで彩は実際にダイエット等を考えずにソフトボールをしていった。
 しかしだ、梅田の方を歩いている時にだ。
 ふとだ、一緒に歩いていた従姉にこんなことを言われた。
「彩ちゃんの顔とスタイルならね」
「どうしたの、急に」
「いや、もう少しウエスト引き締めたら」
 そうしたらというのだ。
「モデルになれそうなのに」
「いや、私背がね」
 それがとだ、彩はまずそちらから話しあt。
「低いから」
「それ位何でもないわよ」
「モデルなら」
「彩ちゃん位の背でもね、ただね」
「ウエストがっていうの」
「もう少しね」
「細いとなの」
「なれるって思ったけれど」
 今一緒に歩いている彼女を見てというのだ。
「そうね」
「ウエストなの」
「胸は大きいしお尻も大きくて形もよくて」
 つまりどちらも見栄えがいいというのだ。
「だからね」
「ウエストがもっと細いと」
「そう思ったけれど」
「けれど細くなったら」
 どうなるかとだ、彩は従姉に答えた。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ