第三話 伊豆、到着
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なの。私は『CeAFoS』を完成させるために、貴女を利用させてもらうわ」
「……質問が」
「何かしら?」
「何故ゲシュペンストをベースに? リオンやガーリオンでも良かったのでは? 更に言うならば確保しやすい量産型ヒュッケバインの方が良いかと」
今の連邦軍にしてみればゲシュペンストなんてもはや化石と言うにふさわしい。量産型ヒュッケバインMk‐Uが正式採用された今、連邦軍の主力はAMとヒュッケバインだと言うのに。
ライカの質問は実にあっさりと返された。
「ゲシュペンストは信頼に足る機体だと思った。だから、チューンした。質問は?」
「……ありません」
あまりにも淡白な返しであったが、言っている内容に何の疑問も沸かなかった。
こんなところで自分と同じような意見を持つものと出会えただけでも珍しい。
(……ゲシュペンスト好きに悪い人はいない、ですね)
ライカは少しだけ、ほんの少しだけ、メイシールと仲良くなれそうな気がした。
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