お菓子な森-終-
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パン焼きがまに頭を突っ込む
「赤ずきん。今だ」
「え? よくわかんないけど〜え〜〜〜い♪」
赤ずきんに少女の背を押させ パン焼きがまの扉を閉め 栓抜きをした
『うぎゃぁぁぁーー!』
パン焼きがまの中からドンドンッという音
まるで魔女のような断末魔が響いた
「火を放つぞ」
「え、この家にもですか…?」
童話ではこれで魔女は死ぬ だがなにか悪い予感する
「…念のためだ」
ジュッ ボオオォォォ
赤ずきんの持っていたマッチで家に火を放つ
お菓子で出来た家は物凄い速さで燃えて行く
辺りには
焼けるパンの香ばしい匂い
焼けたお菓子のいい匂い
焼け焦げた人間の臭い
…が充満させ 黒煙の火柱をあげ 天高くまで燃えている
「ゴウゴウゴー モエロ〜モエロ〜♪」
「うっぷ、生肉の焦げた臭い……うぅ」
あの黒煙
「髑髏マークだったらよかったのに…」
「へ? 髑髏の黒煙ですか?」
「いや。なんでもない」
「???」
何故 そんなことを言ったのか自分でもよくわからない
童話での死 とはなんだ―?
何故 俺は少女は童話の登場人物だと知っていた―?
何故―?
―To be continued−
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