お菓子な森(3)
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れがすつすモノは――
「ピノキオ」
「はい。なんですかツギハギさん」
ピノキオを 赤ずきんを助けた所で俺になんのメリットもない
ただー
『魔女!』
「アハハハッ♪」
少しだけ あの少女のことを哀れに思ったのかもしれない
「赤ずきんを助けたいのなら
自分が助かりたいのなら
"鳥籠”を探してこい」
「鳥籠……ですか?」
「赤ずきんの野郎が蹴り飛ばしたアノ鳥籠だ。 間違えるな」
「ええーーー」
露骨に嫌そうな顔をするピノキオ
鳥籠の中身の事を思い出しての顔だろう
でも今 必要なのはその中身の方だ
「赤ずきんが死んでも
自分が死んでも
いいのなら好きにしろ」
「死ぬのは嫌です!!
すぐに探して来ますから、どうか! 殺さないでください!!」
ピノキオはまるで猛獣から逃げるかのように、走り出した
「…俺は干渉しない」
必要以上にお前達に関わったりしない
俺は 俺の 仕事をするだけだ――
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