暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0116話『人探しの山風』
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話



先日に文月の任務が終わって後少しで大規模作戦という時に私はEO攻略をしていた。
それなんだけど、北方海域まではなんなくクリアできたんだけど久しぶりにカレー洋リランカ沖海域で沼ってしまって結構な資材を消費してしまった。
今現在資材を急ピッチで回復しようと試みているけどこの調子だともうサーモン海域北方にKW環礁沖海域は放置をせざるを得ないだろうな。
後は備蓄に専念しないとな。
それでうちの鎮守府はもう完全に備蓄modeに入ったので大きく消費する心配もないので意外と暇をしている。
まだ期日までは何日かあるので今のうちに遊んでおこうという艦娘達も少なくはない。
そんな中、

「海風姉……どこぉ……?」

普段はもう『構わないで……』という言葉が決め台詞となりつつある山風が珍しく私の執務室へとやってきて少し泣き顔になっていた。
その理由は海風が最近接触する機会があまりないらしく構ってmodeに入ったとかなんとか、

「山風。私の執務室に来てくれたのは嬉しいけど海風は今はいないぞ?」
「うん……分かってる。でも提督なら海風姉を探せるかもしれないから……だから見つけてほしいの」
「そうか……」

山風のその普段はしないだろう頼ってくれるのは嬉しいので私も頑張ってみるか。

「それじゃ一緒に海風を探しにでも行くか」
「うん……」

それで私と山風は一緒になって鎮守府内を歩いていた。

「それで、山風は海風の行き先は予想しているのか……?」
「ううん。最近海風姉、どこかに消える事が多いから……あまり把握していないの……」
「消える、か……榛名はどう思う?」

それで私は榛名に聞いてみることにする。
そして榛名が透明の姿で現れるのだけど、

「(ビクッ!)」

榛名が現れたと同時に山風が私の後ろに隠れてしまう。
どうしたのだろうか……?

《あ、あの……山風さん? どうしましたか?》
「そ、その……びっくりしちゃっただけなの……気にしないで……」

山風はそう言う。
だけどふと私は思った。

「もしかして山風はまだ榛名のこの姿に慣れていなかったりするのか……?」
「うん……頭では分かっているの……でも、どうしてもおばけと誤解しちゃうの……」
《そ、そうですか……少しショックですけど、でも山風さん、安心してください。私は決して危ない事はしませんからね》
「うん……分かってる。あたしも気を付ける……」

それでいそいそと山風は榛名に寄り添っていた。
うんうん、よかった。
そういえば山風のようにまだ榛名のこの姿に慣れていない子も数名いるんだよな。
どうしても遠目で見ると山風のようにおばけと勘違いしてしまう子がいるようでどうにも榛名が不憫で仕方がない。
まぁもうそろそろ慣れ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ