横須賀の秘密、「B-8Alt」
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は後を付いてくるよう促して、倉庫に向かった
倉庫に着き、厚い倉庫の扉を開く
うっわ、暑...
密閉されているわけではなかったのだが如何せん暑い
「妖精達、冷却装置つけてくれねぇか?」
そう呼びかけると近くにいた妖精はビシッと敬礼してからそそくさと物陰に消えていった
すこしして倉庫が涼しくなり、過ごしやすくなったので話しを始める
「さて、こっから先は絶対に他言無用、その約束が守れないなら見せられない」
いいか?と再度確認をとると
「わかった」
「約束する」
と言ってくれた
「なら見せよう、アル!!」
「ヨンダ?」
「ぬおっ!?」
名前を呼んだ瞬間に俺の肩から顔を出した
予想外の登場の仕方にびっくりしたが気を取り直して説明を始める
「えっとこいつはアルっていうんだ、なんか今人になってるけど...アル戻ってみて」
「ワカッタ」
アルの体が光ってからいつもの見慣れた小さな生命体の姿になった
「えっ、えっ?ど、どうゆうこと?」
「その小さいのがあの子で、あの子が小さいので...」
「理解できないのは分かる、けど落ち着け」
アルは深海生まれで、人へと変化するとヲ級にとても似ている姿になる
頭の発着艦部分がない感じだ
「アル、もういいぞ」
そういうと光を発して、また人の姿へと戻る
「えー...と?アルちゃん?」
「ソウ、アッテル」
アルは微笑みながら答える
深海棲艦に酷似しているが違う点はさっきやった通り表情はあるし感情もある
「マスター、コノコテキセイアリソウ」
アルはそういって彩を指さす
「適正が?...本気で?」
アルはコクリと頷く
「適正って、なんの?」
彩は何のことかわからずに首を傾げている
「試すなら試してみろ、彩に言ってからな」
俺はアルの本能を信じて自分でやらせてみることにした
「ネェ、テキセイタメシテミル?」
「適正?だからなんの適性なの?」
「こいつと合うかの適正だよ」
一応フォローはする、まだアルは言葉が足りないからだ
「アルちゃんはいいの?私なんかで」
「ダイジョウブ、タメスダケ」
「そ、そうなの?ならいいけど...」
「アル、重要なこと言い忘れてるぞ」
忘れている部分があったのでそこもフォローはしとく
「シッパイスルト、アタマイタクナッタリシチャウケド、イイ?」
「それくらいなら全然...いいよ」
彩も少しくらい疑ってもいいとおもうんだけどなぁ
「ちなみに言うけど適正が皆無だと頭割れるくらい痛てぇからな」
アルが感じたなら皆無ってことはないだろうけど
「大丈夫、頑張る」
「そっか、じゃあアル、試してみろ」
そう言うとアルは頷き、彩の手を取る
基本的にアルと同調している俺の頭の中にも澄んだ声のアナウンスが聞こえる
『同調、開始』
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