0115話『第二二駆逐隊、出撃』
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そこら辺はかなり徹底的に熟知しているからな」
水無月ちゃんと菊月ちゃんもそれで司令官の事を褒めていた。
うんうん。それは文月もわかっているよー。
だってあたし達自慢の司令官だからね。
うちの鎮守府はゆるくもなくそんなに厳しくもないのが印象的だ。
司令官が優しいのもあるけど不便に思った事はあまりないから。
そしてここ最近で改二になるまで演習艦隊に入っていたから分かる事だけど他の鎮守府の子に話を聞いた事があるけどなにかしらブラックな職場が多いのが印象的だったから。
よく言えば軍隊式で規律に厳しい鎮守府もあれば、悪く言えばあたし達艦娘を兵器として運用している鎮守府もあり前に熊野さんが言っていた事だけど助けてやりたいというのも少しは頷けることだったし。
今はさほどそんな事態にはなっていないけどいつでも受け入れる用意は出来ていると司令官は言っていたからそんな事態にはあまりなってほしくないけどそうなったら司令官にはぜひその子達を助けてほしいなー。
そんな事を思っていた時だった。
「文ちゃん。そろそろキス島周辺海域に突入すると思うよ」
「わかったよ皐月ちゃん。みんなー、十分注意して進んでいってね!」
「「「わかった(りました)」」」
それでキス島周辺へと突入していくあたし達。
最初に渦潮に接触するのはもうお約束でなんとか巻き込まれないように進んでいく。
そしてボス前の強敵ル級がいる艦隊が現れた。
「みんなー! 単縦陣で攻めていくよー。なんとかル級の攻撃は避けるようにしてね!」
「わかった。皐月、突撃するよー!」
「いきます!」
みんながそれぞれ戦闘態勢に入る中、私も改二になってからの初の戦闘となるので気合も十分に挑んでいった。
ル級の攻撃が何度もあたし達に晒されていく。
それをみんななんとか避けながら反撃していくけど少しずつカスダメも喰らっていく。
そして一番危うかったのが皐月ちゃんが中破してしまったんだ。
「さっちん、大丈夫!?」
「くっ……まだまだ大丈夫だよ。ボクの事は気にしないで戦闘に集中して!」
水無月ちゃんが皐月ちゃんの事を心配するけど皐月ちゃんはなんとか踏ん張っているようでまだまだ平気のようだ。よかったー。
「もう! 文月怒ったんだから! やっちゃうからねー!」
それでル級は倒しきれなかったけどこちらもなんとか大破者は出ないで済んだので司令官に報告をする。
「司令官。なんとか大破者は出ないですんだよ」
『わかった。そのままボスエリアへと足を踏み込んでいってくれ』
「了解だよー」
それで司令官との通信を切った後、
「それじゃみんな。羅針盤に祈って進んでいこう」
「そうだな……この先は敵のエリアに行くか気のせいかのどちらかだったな」
それで菊月ち
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