掛罠
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そう、確かにデジタルドラッグは俺たちにとって脅威だったが、まさか俺たちを苦しませるために流通させたとは思えず、他に何らかの目的があるはずだとともに、対抗策を考えねばリーベに近づけもしない。
「……そうね。何とかしなきゃ」
そうしてリズベット武具店へとたどり着くと、どうやら店の忙しい時間は完全にピークを過ぎたらしく、あまり内部に人間の気配は感じない。これなら工房でゆっくり出来るかと、リズが武具店の扉を開けてみれば。
「プリヴィ……ううん。いらっしゃませ、ショウキくん!」
――そこには、我が物顔でレジに座っていた少女から、言われなくなって久しい言葉を投げかけれた。銀髪のロングヘアーに自信満々な表情を貼りつけて、目の前の机には何故かミルクコーヒーが置かれていて。
「……セブン?」
「はぁい、セブンちゃんよ。久しぶり……って言う前に、何かあったのかしら?」
その少女――セブンの年齢離れした眼光が、俺たちに向けられた。
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