暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0114話『文月の改二改装』
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


と、そこで明石の声が聞こえてきた。

「提督ー? もういつでも準備は整っていますのでいつでもどうぞー」
「だ、そうだ。文月、それでは行ってきなさい」
「わかったよー! 文月、立派に成長してきますね!」

それで文月は改装室へと入っていく。
そしてしばらくして、

「提督。文月ちゃんの準備が整ったようですよ。いつでも改装ボタンを押しても大丈夫です」
「そうか。それじゃ押させてもらおうか」

それで私はいつも通り改装ボタンを押す。
すると改装室の中から光が漏れてくる。
中で改装妖精さん達の手によって文月が今現在も生まれ変わっている最中なのだろうな。
少し時間が経過して改装室の扉が開かれる。
そこには皐月にも通じる制服を着ている文月の姿があった。

「司令官〜! 文月、改二になりました! どーう? 似合ってる?」
「ああ。とても似合っているよ。皐月とお揃いという所が姉妹らしくていいじゃないか」
「そうでしょう!? あたしもそれで嬉しいんだー!」

それで私の周りをクルクルしながら回っている文月は今のところ有頂天の状態なのだろう。しばらくはこのまま放っておこうとするか。
そしてしばらくして私の背中に張り付いて、

「ね、司令官……?」
「なんだ? 文月?」
「これからあたしも大規模作戦で活躍できるかなぁ……?」

それは偏に不安の一言。
文月は旧式の駆逐艦だから改二になったとしてもステータス的には弱い部類に入るだろう。
だけど、

「……ああ。かならず文月の活躍できる場所を作るよ。だからこれからも頑張ってくれ」
「うん! 文月、頑張るね! 大発動艇系統も装備できるようにもなっているんだから輸送連合でも活躍するから!」
「うん。期待しているよ」

と、そこに那珂が工廠へと入ってくる。

「あ! 文ちゃん! 第二次改装が終わったんだね! おめでとー!」
「うん! 那珂ちゃんさんもありがとう!」

それで二人して「イェイ!」とハイタッチをしている光景を見て仲いいなぁと思った。

「提督! 那珂ちゃんもさらなる改修ができるようになったんでしょう!? これでまたセンターに舞い戻れると思うと嬉しいな!」
「そうだな。最近は神通と川内ばかりが強化されていたから那珂も強化されて嬉しいだろう」
「うん! それじゃ早速改修してきまーす!」

それで那珂は改装室とは別にある改修室へと入っていった。
その間に私は文月にある相談をする。

「それでだけど文月。明日にはさっそく任務を受けてもらいたいと思っているんだけど大丈夫か……?」
「うん! 文月、頑張るー!」
「そうか。それなら明日にでも文月は第二二駆逐隊を編成するので皐月、水無月、長月に教えておいてくれ」
「わかったよー! 
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ