57部分:第五話 張飛、馬超、顔良及び文醜と競うのことその十一
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なのだ」
「それに出ていたのか」
「そうなのだ。それで優勝してきたのだ」
「ふむ。そういえばだ」
張雲はベッドの上に座っている。ナコルルは今は入浴中でいない。そうしてそのうえで二人の話を聞いたうえで述べてきたのである。
「優勝は二人共女だと聞いたが」
「二人!?」
関羽はそれを聞いてふと声をあげた。
「一人は御前なのか」
「そうなのだ」
張飛は胸を張って関羽の問いに応えた。
「賞金もたっぷり持って帰って来たのだ。路銀にするといいのだ」
「ああ、済まないな」
「そしてなのだ」
張飛の話はさらに続く。
「そのもう一人も連れて来たのだ」
「むっ!?」
「ここにいるのだ」
「はじめまして」
そのもう一人が出て来た。頭を下げながら部屋に入って来る。
「馬超です。字は猛起」
「貴殿は」
これが関羽達と馬超の出会いだった。これもまた運命の出会いだった。
第五話 完
2010・3・28
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