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遊戯王ARCーV 宝石商一家の長男が征くデュエルロード
2話 馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前
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の時点でとっくに超えちまってるぜ?……バトルだ、光牙でウィップバイパーを攻撃」
「!!?そっちから狙ってきたか!ウィップバイパーの効果でアブソルートZEROの攻守を入れ替える!」
アブソルートZERO
2500/2000→2000/2500
アブソルートZEROに毒液をかけた後、ウィップバイパーは光牙に破壊された。
「ウィップバイパーが守備表示で良かったな。……まあこの際関係無いが」
「何だって!?」
「光牙の効果は自己強化の他にもう一つあってな。光牙の効果発動。対象はオッドアイズだ。断て、光牙」
オッドアイズ・ペンデュラムドラゴン
2500/2000→0/2000
「なっ!?オッドアイズの攻撃力が!?」
「光牙は墓地のHERO一体を除外する事でそのモンスターの攻撃力分、効果対象としたモンスターの攻撃力を下げるんだ。俺はオネスティ・ネオスを除外した。ーーーさ、お互いのエースの一騎討ちでフィナーレといこう。行け、アブソルートZERO!〈瞬間氷結〉!!」
「アクションマジック、アクションマジックは…くそっ、見つからない!でも、最後まで下は向くもんか!!オッドアイズ、〈螺旋のストライクバースト〉ォォォォ!!!」
ZEROの氷の刃と、オッドアイズのブレスが激突しーーー
氷の刃が、龍を切り裂いた。
遊矢
LP1400→0
「あぁ負けたぁぁぁ!!!」
座り込んで悔しがる遊矢。しかし笑顔だ。
「見事だったぞ遊矢。最後までカッコよかったじゃないか」
「へへっ、ありがとう真也さん!やっぱり真也さん強いですね!」
「もう敬語使わなくてもいいぞ。デュエル中みたいにさ」
「あぁ、じゃあそうするよ!とりあえずロビーに戻ろう!」
「そうだな。流石に疲れた…」
お互い、いいデュエルが出来たと満足し、アクションフィールドを出た。
出た、のだが……
「ゆ、遊矢…」
「なるほど、その少年が榊遊矢ですか」
ロビーに居たのはオレンジ色の髪の暑苦しそうなおっさんと、奇抜な髪型の厚化粧のオバさんがいた。
(嘘だろ、オイ…)
真澄が言うにはLDSの襲撃は明日以降だった筈。予定が早まるのは想定外だった。
そして、妖怪厚化粧ババアがいるということは、つまり高確率でーーー
「本当にここに来たのね、兄さん」
「真澄…」
あぁ〜…やっぱりいたかぁ…
LDSの各召喚法コースのエース。
その一人であるウチの妹、光津真澄もそこにいたのだった。
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