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遊戯王ARCーV 宝石商一家の長男が征くデュエルロード
1話 もう(原作)始まってる!!
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い真也さん、お茶も出さずに」

さすが幼馴染、いいストッパーになってるな。いい夫婦になれるよ。……アニメ最終回まで二人とも生きていたら(ボソッ)

『一応本編ハッピーエンド(?)だからね?原作介入で下手に死人出そうものなら批判が来るよ?具体的には僕達より物理的に次元が一つ上の方々から』

神の使い(一応)から忠告が入ったのだが次元が一つ上とか言い出すあたり変な電波受信してそうで心配だ。
後任はマトモな奴だといいが…

『解雇前提かよ』


「ーーーさん?真也さん?」

やべ、現実から意識が離れてた。

「気にしないでくれ。俺もデュエルするつもりだったんだ」

「じゃ、アクションフィールドに行きましょう!今日は俺がカッコいいとこ見せますよ!!」

そう言って遊矢は走っていった。
ハイスピードで話が進みすぎてる……
何が起きてるんだ…?
テレビで日曜朝に活躍中の時を止める仮面ライダーでも居たのかな?

「……とりあえず、行ってくるね」
「……幼馴染がすみません」

このヒロイン、苦労してそうだった。
アニメの時脇しか見てなくてごめんなさい。

『(無言の中指)』

正直すまん。








「さぁ、始めましょう!」

「あの時は俺が割り込んだせいでお前の実力が見られなかったんだよな。ーーー楽しませてくれよ?」


アクションフィールドがまだ発動していない広い空間で俺達は向かい合っていた。
お互い気合十分、いつでも戦える体制だ。

(そんじゃ初仕事だ。頼むぜミスト)
『どうせあの映画泥棒の効果で墓地送るだけじゃないのかい?』
(お前融合メインのHEROじゃ基本墓地送りが仕事だろうが)
『……仕事があるだけマシだと思おう』


声に出さずにミストと会話していると、その間に準備が出来たようで、柚子の声がスピーカー越しに聞こえる。
『準備が出来たわ!アクションフィールド、オン![アスレチックサーカス]!!」

無機質な壁や天井が鮮やかに彩られていき、瞬く間に幾つもの柱が立ち、空中ブランコ等が浮かぶサーカスの舞台が完成する。


「行きますよ!戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!」

お、これ言ってみたかったんだよなぁ!
記憶が戻る前含めて初めてのアクションデュエル、この口上すら楽しい!

「モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い!」

柚子『フィールド内を駆け巡る!!』

「「見よ、これぞデュエルの最強進化系!」」

柚子『アクショーン……』

「「デュエル!!」」

遊矢 LP4000
真也 LP4000


掛け声と共にアクションカードが飛び散る。
…折角だけど、アクションカードは使わない方向で行きたい。
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