第四章
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「行ってないしな」
「そうなんだね」
「ドラッグにも気をつけてるしな」
「そういうの売ってる店実際にあるんだ」
「みたいだな、やってみようと思っていてもな」
それでもというのだ。
「絶対にだ」
「やらないことだね」
「女の子でもキャバクラとかしてな」
「のめり込んで駄目になる」
「そんな風になりたくなったら」
「運命の分かれ目だってはっきり認識して」
「行かないことだよ」
そちらにというのだ。
「そしてやらない」
「破滅する前に」
「早くゲームしようって思ったよかったよ」
しみじみとだ、洋祐は思った。
「漫画とかラノベも」
「そうだな、本当にな」
「ギャンブルは実際にやったら終わりの場合もあるってことだな」
「そうだな、じゃあ今はな」
「飲もうか」
ここでだ、洋祐は焼酎を飲み終えて言った。
「とことんまでな」
「御前はこちらは飲める時だけだしな」
確かに彼自身とことんまで飲むがとだ、大輝も応えた。
「まだいいな」
「借金までして飲まないさ」
「ならいい、自分で危ないと思うことは最初からやらない」
「それが大事だな」
「とんでもないことにならない為にはな」
やはりとだ、大輝は洋祐に話しつつ自分自身も心当たりそれは洋祐と同じくギャンブルだがそれは最初からしてはいけないと思いつつ彼に応えた。そうして二人で実際に心ゆくまで飲み翌朝共に二日酔いの頭痛に苦しんだ。だがそれでも常ではないので彼等に対してはよかった。
運命の選択 完
２０１７・４・２１
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