第50話 翠屋でお手伝い
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也さん……………
今度また会う機会があったら詳しく話を聞こうかな………
「零治君は結構恭也に似てるのかもしれないね。学校でも結構モテるんじゃないか?」
「まさか!!俺はイケメンじゃないし、そんなことないですよ」
「…………人の良さは顔じゃないよ」
「でも俺の年代は顔だとか、頭が良いとか、スポーツができるとかその辺を重視してますからね。俺は全部に当てはまりませんから」
「零治君は時々大人びた事を言うよね。小学生の頃からだけど、とても中学生に思えないよ」
「いや、れっきとした中学生ですよ」
外見はね………
「そうかい?……………それより、君はなのはの事をどう思ってる?」
「なのはですか?えっと…………」
移動要塞なのは……………これじゃあ俺が士郎さんに殺される。
聖祥の魔王………………これは今、学校で付いている異名だけど、教えたら士郎さんが可哀想だし………
ビクザムなのは……………これは別の意味でアウトだな。
「ふ、普通の女の子だと思います…………」
「そういう答えを期待してた訳じゃないんだけどな……………じゃあ女の子としてはどうだい?」
「女の子としてですか?」
う〜ん、確かに美人だしスタイルも将来グラビアみたいになるのは確定だし、性格も………………悪くない………筈。そう見ると最高だろうな…………
だけど、付き合ったりしたら尻に敷かれるのは目に見えてるしな……………
何かするたんびに「オハナシだよ………」ってなったら体がもたん。
「男子からも絶大な指示を得るほどの美人ですかね。なのはを彼女にする人は幸せ者だと思いますよ」
「そうか………………決して興味が無いわけじゃないのだな…………」
何を言ってるのか聞こえないけど…………
「分かった、ありがとう」
「ええ、どういたしまして?」
そこで話は終わってしまった。
一体どうしたんだろう?
「終わった〜!」
セインが呟きながら席に着く。
時刻は5時半。
お客さんもだいぶ減り、俺達は着替え、空いてる席で休憩をしていた。
「キャロとルーもお疲れ様」
「えへへ………」
「くすぐったいです………」
頭を撫でてあげたけど、ルーテシアは頬を膨らませている。
キャロは喜んでるのに…………
「はぁ……………疲れた…………」
「慣れない事をしたからな。まあ、たまにはいいだろ?」
「たまにだけにしてほしい…………」
あの後も、夜美は相変わらずで終始上がっていた。
ディエチは完璧だったのにな………
「セインも普通に接客出来てたからね、あの後はよかったわ」
「えへへ………」
アリサに褒められ喜ぶセイン。
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