暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第50話 翠屋でお手伝い
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ろ?慌てることってあるのかと思って…………」

「言われてみれば…………ダンジョンの時も一人で冷静だったな…………」

「だろ………んで、驚いたらどんな反応するのか気になってきて………」

「そう言われると我も気になってきた………」

夜美も気になってきたようだ。

「ちょっと観察してみるか」

「そうだな………」

俺達は作業しているフリをしながらディエチの観察を始めた。





「お待たせしました、オムライスでございます」

お客さんは若い男性2人だ。

「おっ、旨そうだ。あっ、あとコーヒー2つお願い」

「かしこまりました」

「それより君かわいいね、最近バイトに入った子?」

「いえ、この店の人と知り合いで、手伝いをしているだけです」

「そうなの?ねえいつ終わる?終わったら一緒に遊びに行かない?」

「いいえ、私も用がありますので………」

「そんなこと言わずにさ」

しつこくナンパしてくるお客さん。
ディエチの腕をつかんできた。

「結構です。それでは失礼します」

相手の手を払い、ディエチはその席から離れていった。

「ずばっと切ったしな…………」

「だが、我もあんなチャラ男は嫌だぞ」

「そりゃあそうか………」




「お空きのお皿お下げしてよろしいですか?」

「あっ、お願いします」

今度は家族連れのお客さんみたいだ。

「お姉ちゃん」

そのお客さんの中にいた、キャロ位の歳の男の子が話しかけてきた。

「どうしたの?」

「あのね…………」

そう言いながらディエチの後ろに周り…………

「どーん!!」

思いっきりスカートを引っくり返した。

「きゃあ!?」

「おっ!」

色は水色か。

「レイ」

いつの間にか俺の側に夜美がいた。

「ん?どうした夜美、なん………ぎゃああああああ!!」

すごい速さで夜美に目潰しをされ、目の前が真っ暗になった…………

「目が…………目が……!!」

「レイが悪いのだからな!!」

「別にパンツぐらいどうでもいいだろうが!!」

俺は痛む目を抑えながら夜美に言う。

「いいわけあるか!!」

「いつも家でライがパンツでいるだろ!!」

「それとこれとは話が違う!!」

何でだよ……………
俺の目が見えるようになるまで暫く時間がかかった。





「くそ………まだ痛む………」

「大丈夫かい零治君?」

「何とか。しかしパンツ見えたくらいでこの仕打ちは酷いと思いませんか?」

「う〜ん、女の子も色々いるのさ。恭也もよく同じような仕打ちを受けていたな………」


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