暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第50話 翠屋でお手伝い
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ない様子だ。

「それじゃあ次は私が行くね。夜美見ててね、お手本を見せてあげるから!」

そう言ってセインが新たに来たお客さんの所へ走っていった。

「なあ夜美、俺はぶっちゃけ一番セインが心配なんだけど………」

「奇遇だな、我もだ………」

「零治君、注文が入ったから中に来てくれ」

「了解っす」

俺も士郎さんに呼ばれて中に入った。






セインは早速、メニューを見ているお客さんの所へ向かった。

「いらっしゃいませ!!ご注文はお決まりですか?」

「いや、まだだけど………」

「そうですか、私のオススメだとこのデラックスフルーツパフェは美味しいですよ〜。沢山のフルーツと冷たいアイスがマッチして、しかもかなり大きいのにこの値段!!どうですか?」

「どうですかって言われても………」

「じゃあ、こっちのこのケーキは…………」

「すみませんでした!!ご注文がお決まりになりましたらお呼び下さい!!」

かなりヒートアップしそうなセインを慌ててアリサがキッチンに連れ去った。

「お客さんに無理やり買わせようとしたらダメでしょうが」

「いや、ただ単にオススメを紹介しただけだよ…………」

「いちいちそんな事やってたらきりがないでしょうが!そういうのは頼まれたときだけでいいの!!」

「アリサさん恐いです…………」
「ツンデレ………?」

「違う!!」

ルーテシアに素早くアリサが突っ込んだ。

「アリサちゃん、抑えて、抑えて………」

「どうした、大きい事を言った割には大した事ないではないか」

「なんだとー!!じゃあ次こそ私の本気を見せてやる!!」

そう言ってまたホールに飛び出すセイン。

「ああ!!もう勝手に行っちゃダメだって!!」

アリサも慌てて付いていく。

「アリサちゃん、頑張って…………」

「ちょっと夜美ちゃんとすずかちゃん、片付けが足りてないからこっち手伝って!」

「「分かりました」」

美由希さんに呼ばれて、夜美とすずかも片付けへと出ていった。




「オムライス出来たぞ!!」

「はい、今行きます」

ちょうど近くにいたディエチに注文のオムライスを渡す。

「18番テーブルな」

「はい」

そう言ってディエチはオムライスを受け取り、18番テーブルへ向かって行った。

「………………」

「どうしたんだ?レイ」

「ああ、夜美…………」

近づいてきた夜美にそう言って再びディエチを見る。

「どうしたのだ、ディエチをずっと見て…………はっ、まさかディエチに恋か!?」

「違う。まあ綺麗だけど………ってそうじゃない。ディエチっていつも冷静だ
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