第50話 翠屋でお手伝い
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んなとき…………
「お願い、手伝って!!」
調理場にいた桃子さんが俺達の所へやって来て、手を合わせて頼んできた。
「いや、そう言われても…………」
「手伝ってくれたら今日の食べた分とおみやげ代タダでいいから………」
それは嬉しいけど………
まあ、翠屋にはお世話になってるからなあ……………
「……………分かりました、手伝いますよ」
「本当!?ありがとう!!それじゃあ零治君は調理場に入ってね。夜美ちゃんはウェイトレスを、えっと…………」
「私はディエチ・イーグレイと言います」
「私はセイン・イーグレイです」
「イーグレイ?ということはフェリアちゃんの家族かな?それなら二人にもウェイトレスをお願いするわね」
「「はい」」
「ちょっと待った!!」
いきなり話の流れを止めた夜美。
「何故当然のように我も手伝うことになっているのだ!?」
「仕方ないだろ、人手不足なんだから」
「レイ………でも………いや、しかし…………」
「ごめんね、無理にとは言わないわ。嫌だったら別に断ってもいいから…………」
悲しそうな顔でそう告げる桃子さん。
「「「夜美…………」」」
俺とディエチとセインにジト目で見られ、反論出来なくなる夜美。
「うっ……………分かった、我も手伝う!それでいいだろ」
その言葉を聞いた瞬間桃子さんの顔が晴れやかになった。
「夜美ちゃんありがとう!!そうと決まれば先ずは着替えね。みんなついてきて、ロッカールームに案内するから」
「そう言うことだ、キャロ、ルー、悪いけど良い子で待っててくれ」
「…………ルーも手伝う」
「はぁ!?」
「あの………私も手伝いたいです」
「キャロも!?」
でも二人はまだ子供だし…………
「それじゃあ二人にもお願いしようかしら。二人もついてきて」
「「はい」」
桃子さんは直ぐに了承しました…………
「良いんですか?桃子さん」
「お手伝いって言えば大丈夫よ。昔はなのはやフェイトちゃんにも手伝ってもらったわ。まだその衣装もあるし問題ないわ」
「……………でも………」
2人とも6歳なんですけど………
「大丈夫だって。後片付けとか、備品の補給をやってもらうだけだから」
まあ、それくらいなら出来るか…………
「分かりました。二人とも頑張れよ」
「うん」
「頑張る〜」
ルーテシアがイマイチ緊張感に欠けるが問題ないと思う…………よな?
こうして俺達は翠屋で働く事となった。
「一応マニュアルがあるからそれを見て作ってくれ」
「了解です」
キッチンに入り、士郎さんからマニュアルを受けとる。
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