第50話 翠屋でお手伝い
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して接客している所や、美由希さんの友人がコスプレしていたのを見たことがある。
流石に中学生のアリサとすずかがコスプレして働いているとは思わなかった…………
桃子さん恐るべし…………
「で、この子達は誰なのよ…………」
アリサはキャロ達を見てそう言った。
「は、はじめまして、有栖キャロと言います」
「私はルーテシア・アルピーノ……………」
「セイン………………イーグレイです!」
「ディエチ・イーグレイです」
セインはイーグレイを忘れそうになってたけど、何とか思い出したか。
「イーグレイ?と言うことは…………」
「はい、フェリア姉の妹です」
「私はセインの姉でフェリアの妹にあたる」
「………姉妹にしてはみんな似てないね」
少し言いづらそうにすずかが言った。
だよなぁ、実際似てるってウーノさんとトーレさん位だもんな。
「そりゃあ、こいつらは俺達と一緒で別に血の繋がりがあるわけじゃないからな」
「そうなの!?と言うことは…………」
「フェリアもだよ」
「フェリアの家もいろいろ苦労してるのね……………じゃあ次の質問なんだけど、この子はなぜ有栖の姓なのかしら?」
アリサが次にキャロについて聞いてきた。
「新たな家族だからだよ。ちなみに来月から学校に入れるつもり」
「誘拐…………?」
「違うよすずかさん!!ちゃんと合意の上だから」
「アンタ、ロリコンの疑いがあるってはやてが言ってたからね………」
「あいつの言っている事の60%は嘘だから!!俺、そんな発言した覚えないし!!」
「でもはやてが、『あの年で異性に興味がわかないのはおかしすぎるで!あれはロリコンか年上好きや!!』って」
「悪い夜美、今からミッド行ってはやてを殴ってくる」
「お、落ち着けレイ!しかも女の子を殴るとか言うな!」
「止めないでくれ、あいつを修正しないと俺の心が………」
「お兄ちゃん、何処か行くの………?」
「大丈夫だ!お兄ちゃんはどこにも行かないぞ!!」
俺は自分の席に戻った。
「何と言うか………」
「ロリコンと言うよりシスコンね」
キャロとルーテシアを見ながら和んでいる零治を見て、アリサとすずかが呟いたのだった。
「ちょっと混んできたな」
あの後、30分経ち、お客さんに待ちが出てくるほど人が多くなってきた。
ただ単にケーキを買いに来た人もいるが、それでも人手が足りないのかアリサにすずか、ついでに美由希さんも、店の中を転々としていた。
「大変そうだな」
「そうだな」
そう言いながら俺と夜美は同時にコーヒーを飲む。
アリサが睨んでいた気がするが気にしない。
だが、そ
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