暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンラインーツインズ・リブートー
SAO:tr5―ジョーカー―
[6/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
となっては当たり前の様に使う『スイッチ』もおそらくモンスター側は『スイッチ』のパターンも学んでいきいずれかは通用しなくなる可能性が高いが、流石に私とドウセツの変態以外の何者でもないオリジナル連携技を防げるはずないと……思いたいな。
 その反面、デメリットはというと……。

「流石に慣れてきたからもっと速くやるわね」
「こっちの神経的な何かをちょっとは考えて!」 
 
 デメリットは回避する側の私が精神的に疲れやすいことだ。
 だってこの変態技、二人の息を合わせるわけでもなく、ドウセツが私を当てるつもりでためらいもなく攻撃してくるのだ。私はそれを強引に合わせるようになんとか回避しているために、前の敵を避ける前提かつ後ろの方にも避けないといけないから、必然的にいろいろと研ぎ澄ませないと成立できないために負荷がかかって精神的に疲れやすくなってしまっている。
 多分……というか絶対、どこか緊張感抜けた時とか手を抜いた時には終わりだと思っていいだろう。というか、ドウセツがためらいなくやっているからそうさせている気がするけどね。
 愚痴っても仕方ないでモンスターに対して集中力を高めつつ追撃を行った。
 『デモニッシュ・サーバント』は体制を立て直してこちらにV状のように斬りかかる。
 今度は『バーチカル・アーク』か。確実に当ててきたのか、硬直をなるべく短くしようとした判断なのかはわからないけど。
 ぶっちゃけ私とドウセツの変態技はそう簡単に対応できるものじゃないんだよね。
『バーチカル・アーク』は二連撃斬りつける攻撃。二連撃目を回避した同時に、背後から更に加速したドウセツの抜刀は骸骨の胴体を真っ二つにする勢いで斬りつけた。
 骸骨の剣士は一度も盾を構えることもなく、真っ二つに裂かれた胴体を勢い良く地面に崩れ落ちると同時にガラスの破片の様に消滅した。

「ふぅ……」

 モンスターとの一戦を終えて私は一息ついた。
 それはモンスターに苦戦したとかではなく、背後からドウセツが抜刀技をなんとか無事に回避できたことだった。

「……前から思っていたんだけど、よく回避できるわね。貴女もしかして人間じゃないでしょ」
「人間だよ! ……そういうドウセツも微塵もない遠慮のない攻撃ですこと」
「遠慮していたら活かされないじゃない。貴女が回避できると思ってやっているんだから」
「そーですか」

 やっぱり信頼してくれているのは嬉しいんだけど…………なんか腑に落ちない。やっぱりもうちょっとデレて欲しいというか、信頼してくれているのなら微笑みの一つぐらい見せてもいいじゃないか。
 何度思っても言ったとしても、ドウセツのデレが訪れるのはまだ見ぬ先か……。終わり良ければ総て良し。だから別にいいけどね。
 ……私のこういうところが駄目なせいで、ド
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ