SAO:tr5―ジョーカー―
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するけど、ドウセツの方がよっぽどバカだと思うんだよね……。
ドウセツは静かだけどやる気満々だし、私がめっちゃ神経使うけど有効な手だと思うのは確かだと思うし、技を磨くということならやって置いて損はないからね。
どんな気持ちであれドウセツのためにやってやりますか。
私は薙刀を構え直して、骸骨の剣士『デモニッシュ・サーバント』に向かって、地面を思いっきり蹴り飛ばして接近した。
異様な雄叫びと共に、右手に持っている剣が青い光を描くように、四連続技『バーチカル・スクエア』が私へと斬りかかった。
『バーチカル・スクエア』は強力な技だけど、技後に大きな隙ができるのは知っている。
だから、本当の意味での勝負所は四連撃目だ。
一撃目を避け、ニ撃目も避ける。三撃目もなんとか避けられた。
そして四撃目のタイミングで私は今以上に集中力を高めて私は剣先に当たるすれすれで低く回避する。
それと同時に、ドウセツが即刻と私の背後から鋭い蒼色に光る一閃が『デモニッシュ・サーバント』を抉る様に斬りかかった。
私が上手く回避しなければドウセツの剣閃は私に当たっていただろう、それくらい迷いのないおもいきりのよさ。まあ、私が絶対に回避する前提でやらないと無理な連携だからね。ある意味、信頼してくれるのは嬉しいけど……。
「あっぶなっ!?」
未だに慣れない背後からの一振りの速さに驚きを隠せないでいた。
「次来るわよ」
ドウセツの淡々とした報告になんとも言えない気持ちになった。
……私が回避上手いことをドウセツが認識してからやり始めたオリジナルの連携技。
わざと戦闘中にブレイク・ポイントを作り、後衛の仲間と交代して作った隙を仲間に攻撃させる『スイッチ』はというテクニックはSAOで基本戦術となっている。
基本戦術でありながらも高度な連携が要求されるが『スイッチ』のメリットはモンスターのアルゴリズムを混乱させパターンを覚えさせないこと、どうやらモンスターはこちらの攻撃パターンを切り替えられると対応に時間がかかり倒しやすくなる特徴があるそうだ。また『スイッチ』を行うことが前衛が硬直している間に後衛と交代して守ることができる。『スイッチ』は迅速かつ確実にモンスターを倒せるシンプルな方法故に『スイッチ』さえ覚えおけば、そう簡単に負けはしないだろう。
で、そんな『スイッチ』からかけ離れた私とドウセツしかできないオリジナル連携技はというと、敵の攻撃を回避しつつ後衛にいる味方の攻撃を回避しながら敵に当てさせるという、我ながら変態技過ぎるテクニックをドウセツと何度も行っているのだ。
この連携の利点は何よりも『スイッチ』よりも迅速にモンスターを倒せることと、ほとんど時間差のない攻撃を避けられるはずもない確実性も高いことだと私は思っている。今
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