お菓子の国の物語(4)
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「あーあ…つまらないの」
森の住人達
プレートアーマー達
みんな みんな
歌って 踊って
すっごく楽しい毎日だけど
でもたりないの これだけじゃダメなの
「あーあ…つまらないの」
いつもだったらこのぐらいの時期にお姉チャン達の誰からヒントをくれるのに 誰も来ないの
どうしようなの このままだと退屈すぎて死んでしまうの
『覚えていますか、ヘンゼル兄さま』
「…? あの双子の声なの」
アタチの相手をしてくれない双子になんて興味ないの
『もちろん覚えているよ、グレーテル』
『そうよね、私達の大事な大事な思い出ですものね。
魔女に食べられそうになったのは怖かったです 兄さま』
魔女ってなんなの?
『ああ。本当に食べられてしまうのでないかと怖かった。
でもあのお菓子の家は美味しかったね、グレーテル』
お菓子の家?
おかしってなんなの?
おいしいってなんなの?
『えぇ…本当に美味しかった。出来る事ならまた兄さまと食べたいです』
『僕もだよ、グレーテル』
「ねぇなんの話をしてるの? お菓子ってなんなの?」
『グレーテル』『ヘンゼル兄さま』
双子はお互いの事しか見てないの
「聞いてなの! お菓子ってなんなの!!」
ドンッと軽く突き飛ばすと
ドザッ
『…………』
双子の片割れが塔から落っこちちゃったの
『兄さま…? ヘンゼル兄さま? 何処へ行かれたの?』
でもいいの。もう片方がいるの。
あとでプ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ