お菓子の国の物語(2)
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ええー!!」
今日からアタチが治めるりょーち
ってのにやって来たけど なにもないの
あるのは鬱蒼とした森
と
その中心に建つ 大きな塔だけなの
つまらないの
使徒の双子も
『怖いわ、ヘンゼル兄さま。この森 魔女が出そう』
『大丈夫だよ、グレーテル。僕が君を守ってあげるから』
お互いの事しか見えてないの
アタチがどんなに 悪戯をしても
無反応でつまらないの
「あーあ…つまらないの」
りょーちにある塔で暮らし始めてから 数日
ある日 ???お姉チャンが遊びに来たの
「???お姉チャン。悪戯する相手がいなくてつまらないの」
『なにイッてんだ、ラプンツェル。
遊ぶ相手がいないのなら、自分でウめばいいんだよ』
「遊び相手を…生む?」
さすが???お姉チャンなの! そんな発想アタチにはなかったの!
さっそく塔の中に転がっていた 甲冑に悪い人の魂をあげるの!
甲冑は ガシャン ガシャン 音を立てながら動き出したの!
「ヤッター! 甲冑さん達に悪戯をするのー♪」
「あーあ……つまらないの」
だって
中身が空っぽの甲冑だから ガシャンガシャン うるさいの
中身がないから 悪戯しても無反応なの
「あーあ…つまらないの」
またある日 今度は???お姉チャンがやって来たの
さっそく相談するの
「肉の無い殿方なんてつまらなくて当然ですわ。
やはり殿方には熱い棒と窮屈な穴がなくてわ」
おニク!
そうか おニクがなかったからダメだったの!
さっそく森に住んでいた
動物達をコロしておニクを甲冑に詰めるの!
『ぐぎぎ……ガガ…』
ヤッタ! 今度こそヤッタの!
甲冑さんがコトバを話したの!
???お姉チャン曰く ニンゲンだったころの記憶のせいだとかなんとか…
言ってたけど そんなのは
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ