暁 〜小説投稿サイト〜
Re:童話姫たちの殺し合いゲーム
第一章<暴食>
お菓子な森(1)
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
?」




誰かの 笑い声 歌声





『怖い〜怖い〜赤ずきんちゃん〜』




『でもぉーこの森にはもっと怖い子』




『…がいるもんね〜』




周りを見ると




お菓子な森の木々達が 歌い 踊る




綿あめで出来た 雲




キャンディーで出来た 花




クッキーで出来た 地面




ジュースで出来た 川




意思を持ち 擬人化されて動物たち



歌い 踊り 俺達を挑発する




「わぁ〜い♪」




新しい遊び相手が見つかったことがよほど嬉しかったのだろう




赤ずきんは金色の瞳を 




新しい 玩具を買って貰った 子供の様に輝かせ




『ここはお菓子な森〜』




『一度迷い込んだらもう〜 二度と出られない〜』




『魔女に食べられて〜』




『オマエ達はシ――』



「え〜〜い♪」



『イ――んギャアアアアア!!』



「……ぁ、赤ずきんさん。駄目ですよ! 

 お花さん歌っている途中でしたのに、摘み取っちゃ…」




「え〜なんでー」




せっかく見つけた新しい玩具




遊ばないなんて勿体無い





「サァ……お菓子さん達、アソビましょう♪」




『ヒッィイ!!』




『来るなー来るんじゃねェェェ!!』




お菓子達は蜘蛛の子を散らす様に逃げていく







『や…やめろ! 殺すな! せめて…せめて…』




「えい♪」




『美味しく食べ……うわぁぁぁぁぁぁぁ!!』




元は食べ物だった彼らが望む死は




美味しく食べられること





でも魂しか食さない 赤ずきんにとっては




食材ではなく ただの遊び相手 玩具だ








ここの住人は魂を与えられ 擬人化された





お菓子 と 動物





甘ったるく 吐き気を催す 臭いが充満した




???が治める お菓子で出来た国





"ホールケーキアイランド”

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ