第1話 自分、提督になる気ないんで
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待たせしました」
鳳翔はそう言って貴利矢にさばの味噌煮定食を渡した。
「おお、サンキュー」
そう言って貴利矢はトレーを持って席を探した。
「隣いいか?」
貴利矢はそう夕張に聞いた。
「あっ、はい!」
夕張は少し離れた。
[やっぱり、嫌われてんな]
そう言って貴利矢はさばの味噌煮定食を食べ始めた。
「あの、提督さんは戦闘経験は長いんですか?」
夕張は貴利矢に聞いた。
「いや、自分はさっきも挨拶で言ったが監察医は長いがそれ以外は全然素人だ」
貴利矢はそう言った。
バァン!
「おい!」
後ろに座っていた摩耶がテーブルを強く叩き貴利矢に近づいた。
「どうした?」
貴利矢はそう摩耶を見て聞いた。
「テメー!経験が無いのに鎮守府に来たのか?」
摩耶は貴利矢の胸ぐらを掴み片手で持ち上げた。
貴利矢は何が起きたのかわからないでいた。
「落ち着けよ!」
貴利矢はそう摩耶に言った。
「落ち着けるわけねえだろ!」
摩耶はそう言って貴利矢の頬を殴った。
貴利矢は椅子にぶっ飛び口から血が流れていた。
「いてて、あんた強いな」
貴利矢はそう言って立ち上がった。
「お前を病院送りにしてやる!」
摩耶はそう言って貴利矢を殴ろうとした。
「待ってください!摩耶さん!」
摩耶の前に立ったのは吹雪だった。
「何だよ、吹雪邪魔すんなら容赦しねえぞ!」
摩耶はそう片手を拳にしながら吹雪に言った。
「でも暴力はよくないですよ!」
吹雪はそう摩耶に言った。
「あ〜あ、吹雪だっけか?気にすんな、殴られんのは慣れてる」
貴利矢はそう言って頭を少し当てて摩耶に近づいた。
「何だよ!」
摩耶は貴利矢を睨んだ。
「君を見てると無免許医のあいつを思い出すな」
貴利矢はそう言ってさばの味噌煮定食を再び食べ始めた。
「ごちそうさん」
そう言って貴利矢はトレーを持ってカウンターに提げた。
「HEY!提督あなたは何をしにこの鎮守府に来たんですか?」
金剛は貴利矢に近づきそう聞いた。
「自分はただ君達と一緒に戦おうとしたんだがその必要はないみたいだから雑用でもするかな」
そう言って貴利矢は片手に荷物を持って部屋を探し始めた。
ーー夜ーー
貴利矢は片手にスコップを持って穴を埋めていた。
「やっぱり、一人でやると難しいな」
貴利矢はそう言って水筒のキャップを開けてそう言った。
「今日はこの辺にするか」
そう言って貴利矢は歩き始めた。
「あの!」
後ろから誰かが貴利矢に声を掛けた。
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