第1話 自分、提督になる気ないんで
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「ん?」
貴利矢は加賀の言葉を聞こうとした。
「あなた達のせいでどれだけの艦娘が轟沈したと思ってるの!」
加賀はそう言って貴利矢の胸ぐらを掴んだ。
「なら、自分が君達の為に戦うとしたら?」
貴利矢はそう加賀に聞いた。
「貴方の力を借りなくてもこの海は私達が守ってみせる!」
加賀はそう言って貴利矢の胸ぐらを離してそう言った。
「自分を信じられないか」
貴利矢はそう言った。
「私達に必要なのはこの鎮守府に平和と艦娘の自由を掴む為に」
赤城はそう言って提督室を後にした。
貴利矢は片手にカバンを持って歩き出した。
ーーー大食堂ーーー
大食堂では58人の艦娘が食堂でご飯を食べていた。
「新しい提督が来たみたいだね」
時雨はそう望月に言った。
「そうみたいだな」
望月はカレーライスを食べながら言った。
「翔鶴姉大丈夫?箸が止まってるけど?」
瑞鶴は姉の翔鶴に聞いた。
「大丈夫よ、瑞鶴」
そう翔鶴は瑞鶴に言った。
「私達はどうしてこうなったんでしょうか?」
扶桑はそう言って隣を見た。
隣には天龍が座っていた。
「知るかよ!人間なんて使えないやつばっかだろ!」
天龍はそう言って橋をへし折った。
「吹雪ちゃん、新しく来た提督ってどんな感じ?」
睦月はそう吹雪に聞いた。
「えっと、赤い服を着て下にアロハシャツみたいなのを着て少し変わった感じの人だったよ」
吹雪はそう睦月に説明した。
「それは変わった人デース!」
後ろから金剛がそう言った。
「だが、提督が居なくても我々だけでもどうにかなるがな」
そう長門は言った。
ガチャ。
食堂のドアが開き中から九条貴利矢が入ってきた。
「あの人が新しい提督さんかな?」
そう北上は提督を見ながら言った。
「北上さんあんまり見ない方がいいですよ。男は野獣らしいですから」
大井は北上に言った。
「皆、そのまま座っていてくれて構わないぜ!自分は九条貴利矢、前は監察医をしていたが訳あってこの鎮守府に配属になった。よろしくな」
貴利矢はそう艦娘に頭を軽く下げて言った。
そして貴利矢は鳳翔に近づき何かを言った。
「さばの味噌煮定食を頼めるか?」
貴利矢はそう言った。
「あっ、はい!」
鳳翔は頷いて料理を作り始めた。
貴利矢は片手にガシャットを持ちながら艦娘をじっと見ていた。
8割は貴利矢にビクビクしている子が多く2割は貴利矢を睨んでいた。
「やっぱり嫌われてんな」
貴利矢はそう言ってさばの味噌煮ができるのを待っていた。
「あの、お
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