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世界をめぐる、銀白の翼
第五章 Over World
・・・・・・・あれ?
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〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・)


「お、お母さん、あの人こっち見てるよ?」

「見ちゃいけません!・・・・あ、このパン貰おうかしら」

(ガタガタガタッッ!!)


「お母さん!!あの人揺れ始めたよ!?」

「買うのやめようかしら」


「何してんだお前はァ!!(ズカーンッ!!)」


「お母さん!?お店の人がバットであの人ぶん殴ったよ!?あ、連れて行かれちゃった・・・・」

「古河さ〜ん、お代、ここにに置いときますね〜」




「お前なぁ、確かに自分が作ったパン気になるのはわかるけどよ。あれはねーだろ」

「あそこしかポジションがなかったんだ!!」

「じゃあ始めからレジに立てや」

「・・・・・おぉ!!」



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【蒔風の昼】



「10時ごろに目覚めたオレ!飯食って今日の予定を確認するぜ!!」

「誰に言ってるんです?」


AGITO食堂で、蒔風が拳を握りながら何か言っていた。
それを突っ込むウェイトレス姿のイクスことイクスヴェリア。

作者の脳内イメージですが、非常にいいものです。



「今日はな・・・・あ、管理局に顔出さないとだ」

「地上ですか?」

「うんにゃ、海の本部」

この場合の海というのは、時空間を取り締まる方のことだ。
先日のワルプルギスの夜のことなども、一応話しておかなければならない。


「それって・・・・ヴィヴィオさんやアインハルトさんの大会に出た?」

「可能性は低いと思うけど、一応ね」

「イクス〜・・・・あ、蒔風さん」

「おす、ルネッサ」

と、そんな会話をしているとそこにルネッサがやってきた。
どうやら今日は非番らしく、普段着でイクスを迎えに来ている。


「どっか行くの?」

「はい。再オープンしたマリンガーデンに」

「私はいいと言ったのですが・・・・・」

「ダメですよ。新しい服も買わないといけませんし、イクスはもっとわがままでもいいんですよ?」

「う、う〜ん・・・・・」



「それよりも・・・自分で焼いたとこに行くんで気が引けてんじゃないか?」

「うぐ」

「(カチャ)余計なこと言いますとその口縫い合わせますよ?」

「ふまん。ゆふしへくへ(許してくれ)」



ほのぼのした会話の中に落とされる爆弾。

蒔風の口内に銃口が突っ込まれ、きれいな笑顔で語りかけるルネッサ。
銃さえなければいい絵です。本当に。


「ふぅ。ま、楽しんできな。ありゃお前さんのせいじゃない」

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