第五章 Over World
・・・・・・・あれ?
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「はーい!!」
ジャージを着て、ポニーテールに噛みをまとめたアリスが、ヴィヴィオやアインハルトたちを連れて「EARTH」外周を回っていた。
彼女たちは数日前の騒動に巻き込まれはしたものの、大きな怪我も無かった。
一応大事を取って一日入院したものの、翌日には退院だ。
それからという物、あんな状況でもちゃんと戦えるように強くなろー!!と意気込んでしまい、そこをアリスが見ることになったのだ。
というのも、ノーヴェが自主トレに入ってしまい、こっちまで手が回らないためである。
彼女自身もあの状況では避難に手いっぱいだった。
身体がなまってる、と言って、最近は「EARTH」地下訓練場で実戦形式のトレーニングをしていた。
相手が毎日のように仮面ライダーだが。
(ノーヴェさん・・・大丈夫でしょうか?)
天道さんや士さんと当ったときは泣きそうですね、と思いながら、少女たちを率いて走るアリス。
公園の中に入り、休憩しまーす、と止まる一同。
朝から元気いっぱいの少女たちは、それでも遊具を使って懸垂などを始めてしまった。
「元気ですねぇ」
「あなたもなかなかいいもの持ってるじゃないですか」
「彼女たちには負けますよ」
ベンチに座るアリスの隣にやってきて、そう話しかけてくるのは同じく付き添いの長岡だ。
足元にはワン!とリードにつながれた凩もついてきている。
そのリードを取り、公園内に駆けだしていく凩。
「朝から暑くなる季節ですね」
「六月でも水分補給もしっかりとするんですよ〜」
はーい!という声が少女たちの方からして、二人のベンチに走ってくる。
水筒から注いだスポーツドリンクを流し込み、しっかりと身体に行き渡らせていく。
その中で
「アリスさん!ど〜ぞ♪」
「ん?」
「アリスさんも疲れてるでしょ?だからはい!」
ヴィヴィオがアリスの前にドリンクを入れたコップを持ってやってきた。
両手で持って
差し出して
笑顔で
ギュ〜〜〜ッ
「わわっ!」
「この子は〜〜〜!!」
クワッ!!
「もらったァ!!!」
「アリスさ〜ん!髪の中でスハスハしないでください〜」
「凩」
「ガウ(カプッ)」
テンション上がってヴィヴィオに抱きつくアリス。
クルリと回して後ろからであることを明記しておく。
そして突っ込み代わりにガジガジと噛みつく凩。
見ていて楽しい、公園での一コマ。
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【ショウの朝】
(じ
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