第五章 Over World
ま、心配はいらないと思う
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・!!!」
「あちゃ、余計に考えすぎになっちゃたか。まあとにかく、普段通り一緒にいればいいんじゃない?」
「それでいいのかなぁ?」
「いいと思うよ。ああ、あと愛紗、これプレゼント」
「ふえぇッ!?」
と、そこで真後ろの愛紗にくるりと振り返って小包を渡す一刀。
一瞬で顔を赤くして武器を後ろに回す愛紗だが、頭の上から武器が出ている。
「隠しきれてないですね」
「ああ・・・やべ、睨まれた」
それを指摘してはいけないようだ。
命の方が大事である。
「今日は愛紗が告白してくれた日だからな」
「ま、まだ憶えてたんですか!?」
「憶えてなんかないよ。忘れなかっただけ」
「はぅう・・・・」
チョコン、と小包を受け取る愛紗。
後ろでは残りの女子がよかった、と肩をなでおろしながらも少し悔しそうな顔をしていた。
だが自分の日も覚えてくれていることも知っているので、そう生々しいものではない。
というか、みんな毎年貰ってる。
「でも誕生日にもあげてるだろ?アイツ」
「そうですな。私も誕生日だけですが貰っております」
「おや星。やけに静かだったな」
「あの光景は目に焼き付け、今晩の酒の肴にいたしますので」
「あまりいじめるなよ?」
「心得ておりますよ」
「で・・・誕生日と付き合った記念日だろ、そうなるとアイツ一体どれだけプレゼントのレパートリーがあるんだ?」
「同じものはもらってないはずですが」
「だよなぁ・・・・」
誕生日別の石がはめられたキーホルダーはあるが、彼のプレゼントは基本的に違うものだ。
それをかぶらせることなく、誰の不満もなく送れているのだから、流石は絆の翼人である。
「勝てる気がしないぞ・・・・」
「おや、惚れた時点で皆負けですよ」
「ですね♪」
「君たちにも勝てる気がしない・・・・」
「あなたの相手はなのはでしょう」
「・・・・そうだな」
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その後
この日、蒔風となのはは出会わなかった。
ただ面白いもので、二人は同じように悩みを相談して回っていた。
最終的には(タイミングは違うが)観鈴の所にも行ったらしいし。
「で?観鈴はその時なんて言ったんだ?」
「二人とも同じことを言っといたよ〜。というか、観鈴ちんは確かに愛情の翼人だけどそう言うのは往人さんしか知らないし」
「お、おう・・・・・」
「でもまぁ・・・・蒔風ならズバッ!と好きだと言いそうな
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