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世界をめぐる、銀白の翼
第五章 Over World
ま、心配はいらないと思う
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よ」

「皆一番さ、とか言って」

「しかも気を抜くとまた別の女の子を連れてきそうで・・・・・」

「はわわ!!そう、そう言えばこの前!!」

「「「「何があった朱里!!」」」」

「ショッピングモールで女の子向けのインテリアを物色してました!!」

「「「新しい女の影!!」」」


「あの、そっちで盛り上がらないでくれない?」

「卵とかどうぞ」

「お、サンキュ。ん!うまい!!」

「月がいると平和だなぁ・・・・」


一刀の話になると、周囲の女子たちが騒ぎ出した。

いるのは愛紗、桃香、鈴々、翠、朱里の五人
それを面白そうに眺める星
そして一刀、蒔風と一緒にまったりお昼をしている月だ。

ちなみに最後の女子たちの発言の中、愛紗だけは黙って武器を手に取っていた。


「で?舜はどうしたいんだ?」

「どう?」

「なのはさんの対応がわからないのか、なのはさんに何をすればいいのか聞きたいのか、自分の気持ちをどう整理すればいいのか、どれなん?」

「ブッ!!ッな、なの、なのはの事ぉ〜〜〜・・・・とは限りまっせんよぉ?」

「震える声で、しかも全力で目を泳がされても困るんだけど」

「しまった・・・翼人に嘘は通じない・・・・!!!」

「誰でもわかるわ!!」


こう漫才をしているうちにも一刀の背後にはゆっくりと愛紗が迫ってきている。
ダークサイドを背負って。

他の女子は新しい女の特定に熱くなっていて気づいていない。


とりあえず話は進む。


「そう・・・だな。多分、まず自分の気持ちの整理かな」

「好き、ってのはわかるんだろ?」

「それがどういう好きなのかがはっきりしない。仮に好きだとして、そのまま愛してるまでいっていいのか?その「愛」は本当に「その人だけの」愛なのか?そう言うのがなんかこう・・・・怖い」

「臆病者じゃん」

「なんとでもいえ」

「チキン、ヘタレ・・・・・あと何があったっけ?」

「優柔不断とかじゃないですか?」

「あぁそれ!!」

「だぁうっせ!!とにかく、俺は適当なことはしたくないの!」

「あー・・・・いいんだよ、そこは適当で」

「・・・いいの?」

「だって確かなものがなきゃ誰とも付き合えないなんておかしいだろ?舜だっていろんな世界をめぐってる時、いちいちそう言うの考えてたか?」

「それとこれとは」

「違いなんてあってないものだよ」

「うーん・・・・・」

「なんとなく一緒にいて、なんとなく好きになる。それでいいと思う。きっかけなんて後から考えて「今になって考えたら、きっとあれがきっかけだった」でいいと思うんだ」

「う〜〜〜〜〜ん・・・
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