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世界をめぐる、銀白の翼
第五章 Over World
それはとってもすごいこと
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と、同時にさやかのソウルジェムを浄化しておく。
マミの説明にはなかったが、見てみると少し濁っている。

どうやら何もしなくても少しずつ濁っていくようなのだ。
結果、魔女との戦いを余儀なくされるのだが・・・・


「翼刀さんがいてホントよかったです」

「だよね〜。それで、どういうことですか?」


ソウルジェムを返してもらい、最初の質問に戻る。


キュゥべえは今、此処にはいない。


「まず一つ。なんか胡散臭い」

「それだけですか!?」

「まあそれは半分冗談。もう半分はあれだ、さやかちゃんの願いが完璧に成就されてないだろ?」

「? マミさんは助かりましたけど・・・・」

「さやかちゃんの願いは確かに「マミちゃんを死なせない」だけど「生きてればいい」ってことじゃないでしょ」

「・・・・・あ!そういうこと!」

「マミさんが無傷じゃなくて、怪我をしている、ってことですか?」

「そ」

実際の理由を(一応)キュゥべえから聞いている翼刀はそれが違うと知っているが、あながち間違ってもない。


「それと、ほむらちゃんの言うこともあるし」

「でもアイツ理由言わないじゃないですか」

「そうなんだよな。言やぁ解るのに、言わなきゃ最初からわかんないのにな。でも」

そう、言い方や行動はともかく、ほむらの言うことは大体正しいのだ。
その理由が言わないのか言えないのかはわからないが、彼女には彼女なりの確信があって警告してきている。


「だからとりあえず信じておくってこと」

「嘘だったらどうするんです?」

「嘘?」

「他の魔法少女を排除して、グリーフシードを独り占めする気とか!!マミさんも言ってたじゃないですか」


さやかの疑いももっともだ。
そもそも、翼刀もまったく疑ってないわけではない。

ただ


「疑ってたら何も見えない。ま、疑うのはいいことだ。何もかも鵜呑みにしたら絶対にマズイ。そういう経験あるから」

「じゃあ」

「でも、俺はほむらちゃんを信じたい。だったら疑うべき場所をピックアップして、それをクリアしてしまえばいい。それが出来たら、信じられるってことでしょ」

「あ・・・・・そうですね!!」


「最初から疑わないなんて馬鹿だ。そんな奴はきっとすべてを失う。俺の知ってる人が言ってたんだけどさ「否定するには理解しないといけない。どこが間違ってるのかはっきり言えなきゃ、否定なんてできない。だからそのためには理解しないとダメ」らしい。これも同じなんじゃないかと思う」

「確かにそうですね・・・・」


うーん、と考えながらも理解したのか、さやかが納得した面持ちで顔を上げる。
と、そこでまどかが
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