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世界をめぐる、銀白の翼
第五章 Over World
それはとってもすごいこと
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ッチを食べるほむらに向け、立ち上がって指をさすさやか。
その顔には気にくわないという言葉がありありと浮かんでいる。


ほむらの方も食べ終わるとすぐに立ち上がり

「私はお邪魔のようだから」

と言ってその場から去ろうとしてしまう。



「しかもあの無愛想な態度・・・・翼刀さん、ホントにアイツ信用してるんですか?」

「それなりには。それにあの態度だってさ、新手のツンデレだと思えば・・・・・どうよ」

「むぅ、あり・・・・ですね」

「そんなつもりないから」

「ひゃあゥ!?あ、あんた今出口に向かって!?」


背後に突如として現れたほむらに、悲鳴を上げて驚くさやか。
だが翼刀の言われたとおり、そう言うフィルターを通して見ると・・・・


「ホントだ!!ツンデレだ!?」

ガシッッ!!

「そ・う・い・う・つ・も・り・な・い・か・ら」

ギリギリギリ

「イタイイタイ!!」


さやかの頭を左右から両手でつかんで押すほむら。

その手を払って「何すんのよ!!」とまたケンカ腰になるさやかだが、昨日までの険悪さはない。
子猫がじゃれ合ってるくらいのものだ。



「まあほむらちゃんもまだ時間あるんだし、こっち座ってなよ。まだ話もあるだろ?」

「・・・・その話をするには今は時間がないわ」

「じゃあ放課後だな」

「そうね」

「何の話ですか?」

「今後の対策さ。っと、あとすべきことは一つだな」

「なに?」

「すごく重要なこと」




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「ドンドコドコドコ ドンドコドコドコ」

「まど神様〜」

「素晴らしや〜」

「まど神様は〜偉大なり〜」

「「「ドンドコドコドコ ドンドコドコドコ ドンドコドコドコ ドンドコドコドコ」」」

「やめてよ三人とも!!ほら!!チャイム鳴ったから教室戻るよ!!翼刀さんも置いて行っちゃいますから!・・・・なんで三人とも教室までそのスタイルで着いて来ようとするの!?」


教室に着いてもやめない三人。
その後五分間、教室はまど神様を讃える歌に包まれた。


間違って・・・・ぬ!!



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「キュゥべえを信頼しきらない方がいい?」

「どうしてですか!!そのおかげでマミさんも助かったのに!!」


放課後になって、二人と待ち合わせをした翼刀が、帰路に付き合いながら話題を切り出した。


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