第五章 Over World
それで十分、助けられちゃた
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の・・・!?」
魔法少女のものになっているということだ。
「よ・・・くとさん・・・転校生・・・・」
「さやかちゃん!!どうした!?」
「マミさんが・・・マミさんが・・・私たちをかばって・・・それで、私マミさんが死んじゃうと思ったら、すごく嫌で・・・それで・・・それで・・・・!!」
言えるだけを言って、グズグズと泣き始めてしまうさやか。
翼刀に抱きつくようにして崩れてしまい、翼刀はそんな彼女を落ち着かせる用にヴァルクヴェインの刃を、握らせた。
といってもキーホルダーほどの大きさで、刃は潰しているから危険はない。
ただ、彼女の癒しにはなったようで、徐々に落ち浮いていってその変身も解けた。
その後
翼刀が状況を二人に説明した。
マミは無事に発見できた。
さやかの願いが効いたらしい。たたそれでも身体の怪我は大きいらしく、ほむらが病院に送ったそうだ。
マミさんは死んでない
そう知らされ、パァッと表情を明るくする二人。
そんな二人をみて笑顔で頷く翼刀だが、ピッと人差し指を上げて注意する。
「でも重傷なのは変わりないから、しばらくは安静が絶対。医者も納得させるために、数週間は面会も禁止だってさ」
「「えぇ!?」」
「だって明らかに大爆発に巻き込まれた怪我なのに無事なんだぜ?正直に言うわけにもいかないんだから、それくらいしょうがないって」
「そうですか・・・・」
「でも生きてるんなら。無事なら、いつかまた帰ってくるんですよね!!」
「あぁ」
それなら良かった
そう言って、さやかとまどかを帰路に返す翼刀。
さやかはその道中、魔法少女になったことを話題に持ち出した。
誰かの命を助けるために魔法少女になれたのなら、私は後悔ないよ、と。
笑顔で手を振って見送る翼刀。
だが、直後にその隣にほむらがフワリとやってきた。
「書類とかはあなたの言うとおりにしてきたわ。「EARTH」ってすごいのね」
「あぁ・・・それで?」
「医者は驚いてたわ。こんなのでよく生きていたれたねって」
「だろうな。それが奇跡なんだろうよ」
「・・・・・・」
「さやかちゃんが望んだ「死なせないで」は、あんなんじゃないだろうがよ・・・!!!」
病院
その集中治療室内
そこには巴マミが横たわっている。
全身に管を巻きつけられ、包帯で体は包まれ、四肢のうち両足と左腕がなくなっていた。
翼刀の言うとおり、医者は驚いていた。
こんなになるような爆発じゃ、人は生き残れないだろうと。
「言ったの?」
「言える
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