第五章 Over World
それで十分、助けられちゃた
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「結界はあるけど魔女の気配は薄いな」
「えぇ。ソウルジェムの反応からも、おそらく魔女は討たれた直後でしょうね」
「踏み込み損?」
「そうでしょうね」
結界の中を進む翼刀とほむら。
じきに結界も消えるだろう。
そして、数分前にマミ達が開いた、魔女の間への扉に手を懸けた。
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直後
マミは二人に追いつき、その背中を突き飛ばした。
踵を返して、二人のもとに歩き出した瞬間だ。
一気に飛び出した彼女に突き飛ばされ、二人はあっけなく地面に倒れる。
そして、二人は倒れながらマミに向かって振り返った。
そこで、最後に見た光景は
自分たちを守るようにドーム状に展開されるリボンが視界を覆い、その隙間から
自分たちとマミの間に、ガス状となって再生していた小さな魔女がいて
その魔女と自分たちの間に一瞬で回り込み、自分たちを守ろうとこちらに背を向けながら巨大な銃口を魔女に向けるマミで
マミの結界が閉じ切った瞬間、小さく一声だけ聞こえてきた。
「―――ティロ」
「マミさんダメェッッ!!!!」
しかし声は届かず、最後の彼女の声は
『フィナーレ―――!!』
結界の外から聞こえてきた。
ドォンッッッ!!!
「お願い!!マミさんを死なせないで!!!!」
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ドォンッッ!!
「ウぐっっ!!?」
「キャァッ!!」
開けようとした扉。その中の部屋での爆発。
それによって、扉を開けようとしていた翼刀とほむらは吹きとばされて壁に激突した。
直後、結界は解け、目の前には黄色いリボンのドームと、もうもうと煙を上げる爆心地だけがあった。
「な・・・・爆発の影響が現実にも!?」
「どんだけ派手な・・・・・・な!?」
その光景に、よろりと立ち上がる二人。
だが目の前のドームがほどけて、その中の人物の姿が露わになって、表情はさらなる驚愕に包まれた。
キュゥべえを抱えたまどか。
座り込んでしまい、目の前の状況に今にも泣きそうだ。
そして、その光景を立ち尽くして眺めるさやか。
問題なのは、そのさやかの服装が
「美樹さやか・・・・あなた、契約した
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