第五章 Over World
それで十分、助けられちゃた
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をかき集め、魔女ごと一気に閉じ込める。
マミが着地するころには、そこにはリボンのドームが。
その一点に、小さな穴が開く。
瞬間、漏れ出たのか、マミに向かって伸ばしていたのか。
ガスが外へと出てきていた。
だがマミは一切気にしない。
そこに向かって、マミはマスケット銃を回し、銃口を向け
「ティーロ!」
ドンッ!!
引き金を引き、一発だけの弾丸をブチ込んだ。
銃口のもとまでガスは伸びていたのか。
発砲と同時に銃口から炎が柱のように伸び、派手に爆発の尾を引きながら、銃弾がドームの中へと突っ込んで行った。
そして、それがドーム内部の空気と接触した瞬間!!!
ドゴォウッッ!!!
ズズンッッ!!ドォンッッ!!!
凄まじい爆音と、凄まじい地響きを起こし、結界全体を揺らしながらそれは爆発した。
まどかとさやかはその光景にペタリを座り込んでしまった。
一方マミは爆風に暴れる髪を抑え、ファサと整えてから二人のもとへと近づいた。
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「む?」
ザッ
その頃、翼刀たちは
お菓子の魔女を無事撃破し、結界の外に出てきていた。
だがマミ達の姿がない。
しかし、その瞬間にもう一つの結界の気配と、それが大きく振動したのを感じ取った。
「これは・・・・!?同時に魔女が二体も!?」
「そんな・・・・こと・・・!!」
驚愕するほむらだが、事実だ。
翼刀は該当する空間に手刀を入れ、斬り裂いていく。
結界は確かにそこにあった。
中に入り、進んで行く。
その道には使い魔は一体もおらず、魔女の間へとは一直線であった。
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「マミさん!!大丈夫ですか!?」
「えぇ。あなたたちのおかげよ」
「?」
「私たち、何もしてないですよ?」
「ふふっ、それで十分助けられちゃったわ」
魔女撃破後の、ある種の達成感
そんな雰囲気が、三人を包んでいた。
結界はじきに消えて外にも出れるが、それでも歩いていこうとしてまどかとさやかが踵を返していこうとする。
そしてその後をマミもついていき――――
だが、そんな中でキュゥべえは不気味に沈黙していた。
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