第五章 Over World
それで十分、助けられちゃた
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って礼を言う。
「ありがとな。で、ちょっといきなりだけど・・・あの魔女、無限再生か?」
「体内にストックがあるの。すぐに全部潰さないと、また体内に溜まっていくわ」
「うへぇ・・・・詳しいね」
「・・・・・それなりよ」
カチャリ
お手製だろうかほむらはどこからともなく爆弾を取りだし、そのスイッチを入れた。
後は放り投げるなりで爆発するだろう。
「魔法少女だよな?」
「魔法少女よ」
「・・・・・銃火器?」
「気にしないで」
ほむらの武器は、銃や爆弾などの現代兵器だ。
ちなみにほむらの本来の魔法は時間操作による停止や加速である。
この先は、原典に詳しい諸兄ならばわかるだろう。
時間停止で魔女の口内に爆弾を放り込み、爆破。
再生してきた瞬間に再び同じ手順で口内に放り込む。
それを繰り返すことで、傍目には魔女が飛び出してくるたびに連続して爆破されているように見える。
そして、最後の一体に向けて、ほむらの爆弾が炸裂した。
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「クッッ!!」
ズシャァ!!
「ハぁぁァァアアアあああ!!!」
魔女の全身を、マミのリボンが縛り上げていく。
だが魔女はそれを笑うように回避し、仮に捕まっても、引きちぎって逃げいていく。
「マミさん!!」
「その結界から出ないで!!あなたたちまでやられるわ!!」
巴マミは今、魔女と戦っていた。
何の魔女かはわからないが、周囲に立ちこめる異臭のする空気は、間違いなく
(このガスの中じゃ、撃った瞬間にみんな共倒れだわ!!)
そう、ガスだ。
しかも、まともに吸えば身体の自由が奪われ、その後、溶けるように消化されていく。
まどかに結界から出るな、と言ったのはその為だ。
今二人は、マミの張った結界の中にいる。
そのおかげでまだガスの脅威からは守られている状態だ。
だが魔女と戦っているマミはそうもいかない。
魔女の周囲は必然的に濃度が濃く、さらにはマミは得意の魔法が使えない。
リボンによる攻撃、縛り上げしかできないのだ。
無論、それで斬りつけることも可能だが、この魔女を切るには火力不足だった。
ソウルジェムでガスの浸食は防げているものの、魔力の消費が速い。
このままではいずれ戦えなくなり、結界も維持できなくなってしまうだろう。
(翼刀さんもいない・・・・でもあの人がやられてしまったわけがない。となると・・・・別の魔女!?
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