第二十八話
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…………落ち着け、俺。どうせ悠人のからかいおちょくり、戯言だ。春雨が俺のことを好いているなんて確証はないし、俺は春雨のことが女の子として好きって訳では…………。
本当に?
俺は、春雨のことをどう思ってるんだ?
「どうしたんですか二号さん?顔赤いですよ?」
急に耳元で、春雨の声が聞こえた。
「のわぁあああああああああああああああ!?」
俺は思わず大声を出してしまった。
「え、二号さん!?どうしたんですか!?さっきからおかしいですよ!?」
春雨は俺を驚いた表情で見ていた。
「あ、あぁ。あまり調子良くないっぽいわ。悪いけど、今日はお開きでいいか?少し休んで来るわ。」
俺はそう言うと、立ち上がった。
「わ、分かりました。それじゃ、また昼からの訓練で!」
そう言うと、春雨は笑顔を見せてくれた。
「お、おう。じゃあな。」
俺はそう言うと、下を向きながら図書館から出ていった。
……………思えば、ここが一つのターニングポイントだったな。
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