第五章 Over World
幸せである証拠だから
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女や使い魔退治はピクニックや遠足じゃないんですよ!!」
「す、すんません・・・でも!腹が減っては戦は出来ないって昔から・・・」
「限度があるでしょう!!なんでこんなたくさん持ってきたんですか!!」
「ほ、ほら!!モンブランもあるぜ!!どうよ!!」
「え?あ、じゃあ一口・・・・とにかく!!今度からはそう言う物持ってきすぎないでくださいね!!(もっしゃもっしゃ)」
「ういっす〜」
「鉄翼刀、か・・・・」
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「おーいそっち行ったぞ!!」
「了解!!任せてください!!」
ドドンッッ!!
翼刀の声にマミが応じて、使い魔を銃弾で撃ち抜いていく。
発見して、入り込んだ結界はどうやら昨日の魔女と同じもののようだ。
マミの言うことが正しいならば、此処には本体である魔女がいるらしい。
「中って結構入りくんでるんだな」
「魔女の結界は、取り込んだ人を迷わせて、疲弊させて、絶望させてから食うんです」
「なるほど・・・・さっきの投身自殺といいこれと言い、聞けば聞くほどえげつないな(ブチブチ)」
砲撃や銃撃であらかた薙ぎ払うマミに、まどかとさやかのそばを離れずに守る翼刀。
今は手に握った綿毛をブチブチと引き裂いては放りすてていっている。
さっきの、とはこの結界に入る前のひと騒動だ。
魔女の気配を追って着いた廃ビルで、OLさんが屋上から飛び降りたのだ。
それ自体は難なくキャッチし、OLさんにも何一つとして傷はなかった。
そうしてここが魔女の結界だと、より一層決定づけたのだ。
「魔女の口付だっけ?あんなこともできんのな」
「魔女は人の絶望をエネルギーにできますから。希望を見いだせない人、落ち込んだ人とかに付け込んで、ああやって悲しみを刻むんです」
少し離れて使い魔を蹴散らすマミにも余裕があり、すぐに翼刀からの刃も飛んでくるので危険など皆無な状態だ。
ゆえに、こんな会話も可能である。
口調はまるで喫茶店に入ってするような感じなのだが、銃声や刃の飛翔音がそれを否定してしまう。
「す、すごい・・・・」
「流石マミさん!!」
「翼刀さんもすごいのよ?だってあなたたち二人をカバーしながら私の方まで気にしてるんだから」
「「へぇー」」
そう言われて翼刀の方にも憧れの眼差しを向ける二人だが、翼刀は苦笑しながら剣の柄で頭を掻く。
「いやぁ・・・これじゃ危険性ってのがわかんないんじゃないかな?」
「いや、二
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