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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
3部 旅立ちは突然に
エトランゼ
平穏の時間はないのかも
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首元に小太刀が来ていた。

「奇襲に良いと思ったんですが」

「びっくりしたよ、ローキックもそうだけどてっきり剣でくると思っていたからね」

「綾くん。それをどこで覚えたのかね?」

「ローキックですが?
これは小さいときからムエタイやっていましたから」

「いやあのとび回転蹴りのこと」

「いえ、奇襲にいいかなと思ってやったんですが」

 たしかこの世界でも浴びせ蹴りってあったような・・・
士郎さんは何を驚いたのやら

「あれは俺の友人のジェフのクラックシュートに似ていたから」

「クラックシュート?」

「あぁ私がアメリカで仕事件遊びに行ったときに
ナイスなアメリカ人と会ってな
あんな気さくで気が合うアメリカ人はそんなにいなかったなぁ〜」

「父さんっという事は今は?」

「うん、今はこの世にはな」

「綾ちゃんって格闘も凄いよね
私は運動苦手だからうらやましいな〜」

 なのはが羨望のまなざしで行っていた。

「少しずつ身体を動かして行けばきっとなのはも凄くなるよ」

「う〜ん」

「ふだんボ〜っとしている美由希さんも、剣をもては凄いんだし」

「あ〜綾ちゃんそれって私は普段抜けてるって事。
恭ちゃんひどいよね、そんなことないよね」

「ふだんはマイペースにどじだな」

「父さん」

「まぁ切り替えが出来ているから良いんじゃないか」

「なのは〜」

「にははは、そろそろ準備しないと時間だよ。綾ちゃん」

「う〜シャワー浴びたかったけれど時間ないよね。じゃいこっか」

「うん」

俺はなのはと一緒に手を繋いで道場を出た。

 まぁ大きな事件が終わったばかりだし
なんか也な予感はするのだが、
そんなに早々トラブルは起きて欲しくないなぁ
それに何かあっても関係はないでしょ
俺今子供だしね

俺はこのときフラグっていることに気づいていなかった。

 相変わらず学校に行ったら
つまらない授業と
かけがえの友人達の会話

今日は3人娘たちは塾らしい
小学生のうちから塾って言うのはいかがなものなんだろう
上に上がればあがるほど遊べなくなるんだから
今のうちに遊んでいたほうが良いと思うんだけど

 家に戻り
玄関に入ると、この時間なのに珍しく
父親の靴が置いてあった。

「ただいま〜お父さん珍しいね」

「お帰り綾。〜うん」

「えっと何かあったの?」

「そ・それが・・・」

 まさかリストラ
一家離散に借金取りが来て平和な家族に不幸が舞い込むとか

「まさかリストラ?」

「いやいやリストラじゃないよ
でもまだリストラのほうがよかったのかな?」

 リストラの方が良かった
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